昨年テレビで放送されていたアニメーション「アルスラーン戦記」を25話一気に観た。なぜ一気見できたのか。それはアルスラーン戦記が鋼の錬金術師の原作者である荒川弘さんに手によって絵になると知った時、頭脳に電気が走りおもわず歓喜したほど期待したので、毎週見るよりも、一気に観たほうが絶対に面白いと思いハードディスクにプールし4話ごとにDVDへ落とし暇になった時に一観てやろうと今まで寝かしてあったからなのだが、そこまでしたのに完結してないのだ。思わずため息。
しかし鑑賞していて以前見たような感じがしてきたので調べてみると、やはり映画になっていて、それを観たのですが、すっかり忘れていました。そこで、なぜ印象に残っていなかったのか考えてみると当時は「ロールプレイングゲーム」のような世界観が好きではなかったことと、(銀英伝の方が好きだったこともあるけれど)その頃の僕は、まったく本を読まない人だったからなのかなと思ったのです。
ですから、今の僕の目に映る「アルスラーン戦記」の世界観は全く違うものになっていて、本当に衝撃的でした。恥ずかしい話なのですが、僕のような者にはやはり「時」があるようです。
したがって、物語にちりばめられた話の原点はあのお話だなとか、この展開はあの頃の事だなとか思いながら観れることができて楽しめたのですが、今の僕の感情はここでもう一ひねりしてしまい、「アルスラーン戦記」は田中芳樹さんの描いた物語であるけれど、ここに描かれている出来事の8割が実話なんだと。そしてそれは形を変え現在も継続中であることに気づいてしまったのです。
銀河英雄伝説もそうであるけれど、アルスラーン殿下とその家臣たち、そして剣を交える者たちの活躍はかっこよく描かれ、誇張はあるものの、やはりいつかの世の誰かなのだと思えてくると気持ちが滅入ってきたのです。20話を超える頃は本当にしんどくなって観るのをやめてしまおうかと思ったほどでしたが、時頼入るコミカルさが心を和ませてくれて(ストーリーを展開させてゆくうえで意図的に織り込んであったとしたらすごい)なんとか25話までたどり着いたのです。
続編が期待される「アルスラーン戦記」。 原作を読めばよいのだけれど、僕の精神状態ではきっとできないと思うから、再びテレビアニメとして放送される事をじっと待とうと思う。
それから話はそれてしまうが、15年ほど前に「アルスラーン戦記」がとても好きだという少女に出会った。彼女は高校を卒業したら東京へ進学し、作家を目指すのだと言っていた。
彼女から発せられる言葉をまぶしく感じた僕は「本が出来たら真っ先にここへ(元職場)送ってくれ」と言うと彼女ははにかみながら「うん」と言った。
彼女は今でも作家を目指しているだろうか。それともすでにデビューしていて、約束など忘れているだろうか。それとも夢破れて、普通に就職し可愛い奥さんになっているだろうか。
いや、どんな形であれ元気でいてくれればそれでいい。
しかし鑑賞していて以前見たような感じがしてきたので調べてみると、やはり映画になっていて、それを観たのですが、すっかり忘れていました。そこで、なぜ印象に残っていなかったのか考えてみると当時は「ロールプレイングゲーム」のような世界観が好きではなかったことと、(銀英伝の方が好きだったこともあるけれど)その頃の僕は、まったく本を読まない人だったからなのかなと思ったのです。
ですから、今の僕の目に映る「アルスラーン戦記」の世界観は全く違うものになっていて、本当に衝撃的でした。恥ずかしい話なのですが、僕のような者にはやはり「時」があるようです。
したがって、物語にちりばめられた話の原点はあのお話だなとか、この展開はあの頃の事だなとか思いながら観れることができて楽しめたのですが、今の僕の感情はここでもう一ひねりしてしまい、「アルスラーン戦記」は田中芳樹さんの描いた物語であるけれど、ここに描かれている出来事の8割が実話なんだと。そしてそれは形を変え現在も継続中であることに気づいてしまったのです。
銀河英雄伝説もそうであるけれど、アルスラーン殿下とその家臣たち、そして剣を交える者たちの活躍はかっこよく描かれ、誇張はあるものの、やはりいつかの世の誰かなのだと思えてくると気持ちが滅入ってきたのです。20話を超える頃は本当にしんどくなって観るのをやめてしまおうかと思ったほどでしたが、時頼入るコミカルさが心を和ませてくれて(ストーリーを展開させてゆくうえで意図的に織り込んであったとしたらすごい)なんとか25話までたどり着いたのです。
続編が期待される「アルスラーン戦記」。 原作を読めばよいのだけれど、僕の精神状態ではきっとできないと思うから、再びテレビアニメとして放送される事をじっと待とうと思う。
それから話はそれてしまうが、15年ほど前に「アルスラーン戦記」がとても好きだという少女に出会った。彼女は高校を卒業したら東京へ進学し、作家を目指すのだと言っていた。
彼女から発せられる言葉をまぶしく感じた僕は「本が出来たら真っ先にここへ(元職場)送ってくれ」と言うと彼女ははにかみながら「うん」と言った。
彼女は今でも作家を目指しているだろうか。それともすでにデビューしていて、約束など忘れているだろうか。それとも夢破れて、普通に就職し可愛い奥さんになっているだろうか。
いや、どんな形であれ元気でいてくれればそれでいい。