硝子戸の外へ。

優しい世界になるようにと、のんびり書き綴っています。

個人的な問題になってない?

2018-03-17 15:12:19 | 日記
朝、テレビをつけた瞬間映し出されたのは、文書の改ざん問題であった。しばらく観ていたのだけれど、やはり大人げない議論に映る。

追い詰める方は、辞任に追い込みたいという意志は伝わってくる。追い詰められている方は、傷が深手にならないうちに逃げ切りたいという意思は伝わってくる。しかし、逃げ切れた後、引き下ろした後、この問題を、政治を、どのように立て直してゆくかというプランはどちらからも一向に見えてこない。

上手く言えないけれど、このような事態になってしまったのは、問題が「組織」ではなく「個人」に向けられたからではないかと思う。

国民や国を背負っているという自負があるなら、その道筋を明確に示した方が国民からの支持を得られるのではないでしょうか。

哲学者ヘーゲルさんは言います。「経験と歴史が教えてくれるのは、民衆や政府が歴史から何か学ぶといったことは一度たりともなく、また歴史から引き出された教訓に従って行動したことなど全くないという事です」