硝子戸の外へ。

優しい世界になるようにと、のんびり書き綴っています。

変わってゆく時代。

2023-09-01 10:19:35 | 日記
僕が中学生の頃のテレビ歌番組には歌番組が沢山あって、放映された次の日には、アイドルの話で盛り上がっていた。
特に女子の9割はジャニーズのタレントさんを推すという人気であった。
しかし、ジャニーさんのダークな噂はその頃からあって、時々話題になっていた。

そして現在。ジャニーズ事務所の問題が内外問わずあらゆるメディアで取り上げられている。
メディア側もその事について黙認し続けたのは、メディア側の構造に問題があったと言われている。

では、なぜ、今問題が公になったのだろうか。
その事について少しばかり考えてみた。

インターネットの普及で、若い人がテレビからネットへ移行し、Kポップアーティストが次々に現れ、LDHのアーティストの活躍も大きく、昭和70年代後半から続いたジャニーズ1強という時代が終わり、ジャニーズに付随していた広告収入が減少し、ネット上の批判が社会的に力を持ったことと、功労者がこの世を去ったことで、メディア側も「これ以上忖度しても利益は見込めない」という考えになったのではないかと思う。

テレビ局はお金と権力の流れで動くものだから、時代が変われば価値観も変わる。
それでも、今まで通りに事が進むであろうと考えていた経営陣は、時節の変わり目に対応できなかったのだろう。

そして、加害者の方たちがジャニーさんの死後に声を上げたのは、メディア側の構造の問題はどうにもならないものなので、芸能界の功労者にメディア側が忖度しないで済むタイミングが「死後」というタイミングだったのではないかと思う。

エンターテインメントは夢を売る仕事なのだから、夢見る人達の夢を奪ってはいけない。