和紙を作る家に嫁いだ嫁のブログ

親子五代に渡り受け継がれた和紙作りの伝統を守るべく今日も奮闘する『和紙を作る家』に嫁いだ嫁のブログ

和紙の里帰り

2021-10-04 10:00:59 | 作家さんのお話






フランスで開催された日本酒コンクール「Kura Master」の2021年度 純米大吟醸酒部門でプラチナ賞を受賞されたお酒

『豊-YUTAKA-』

ロックバンド「T-BOLAN」のボーカル森友嵐士さんが丹後の風土にこだわられ、宮津市由良の ハクレイ酒造 さんとタイアップされ作られたお酒です。




お酒の桐箱の帯に、うちの和紙をお使い頂いています。

この度受賞されたこと、携わらせて頂いたものとして大変嬉しく思います


また、先日は、当地にある猿田彦神社さんと宮川を題材にした二つの版画の作品を、

大阪 堺市の版画家 阪本 一(はじめ)さんが持ってきて下さいました!




一点は、猿田彦さんが天狗のお姿をされているとの事から、それを表現された作品。

もう一点は、聖クリストファーとイエスキリストさんの話になぞらえ、宮川をモチーフにされた作品です。



うちからお嫁に行った和紙が、素敵な作品になって里帰りしてくること、『田中さんとこの和紙のお陰でこんないい作品が出来ました!!』のお声を聞かせて頂くことが、この仕事をしていて一番嬉しいことです。


年中無休の和紙づくりの仕事は、忙しいほどは儲からないし、
人生やり直せるなら、次はサラリーマンと結婚したい!と常々思っている私ですが、

立派になって里帰りしてきた娘たちを見、

また、ブログのフォロワーさんの結婚40周年の記事に、

今世は和紙屋さんの嫁で頑張るかぁ~~!!と、意気込ませてもらいつつも、

あきらめ半分の私です。