ようこそ、卯月です。
テレビのニュースを見なくなった代わりに、ここ3日ほどパソコンに張り付いて、ネット上をあちこちうろうろしていました。
今回の震災、心に病のある人たちも被災者の中にはいるはず。
震災のショックで新たに心に変調をきたす人ももちろん多いと思われる。
また、被災地外の人でも、精神的にダメージを受けてバランスを崩す人もいると思う。
みんな、どうしているのか。
手は差し伸べられているのか。
それが知りたかった。
震災で影響を(多少にかかわらず)受けて、心のバランスを崩している人たちとつながりたい、と思ってmixiでコミュを探したりしたけど、見つからなかった。自分で作るだけの元気が出ないでいる。
今、生きるか死ぬかの厳しい環境におかれている被災者の方たちの心のケアはどうなっている?と調べた。
今は、水と食料と暖房がとにかく必要、それがなければ不安やストレスは募るばかりだから、まずは衣食住を安定させること、それが心のケアにつながる、今はその段階なのだと知った。
臨床心理士会のHPに今日、行ってみて、被災者やその人たちを支援する人たちのための電話相談窓口が開設されているのを知り、また、各都道府県の臨床心理士さんの活躍を支えるサポートセンターみたいなのが東京にできた(必要ならグループで現地に赴いたりするんだったような…うろ覚え)ということも知った。
心理の専門家が、動いてくれている、とわかった。
首都圏の心療内科でも、「ずっと症状が安定していた患者さんの状態が悪化した」「健康だった人が外に出られなくなった」というようなことが起きている、という。
受診できる環境にあるなら、日常生活に支障のあるほどの不安や症状が出ている人は精神科や心療内科に相談に行ってほしい。
でも、それもままならない状況の人もいるんだろうな。
自分が生き残ったこと、自分が安全に暮らしていることに強い罪悪感を感じる人たちもいるという(私もそうだけど)。
いろいろ情報をあさっていて(いらん情報もたくさんあった。不快になるようなものもあった)思ったんだけど、被災された方の大変さを思うあまり、それ以外の人に対する目が厳しくなりすぎていないか。
「家を流された」という人に、「命が助かったのだからがんばれ」と言う人がいる。
「被災地に家族を残して入社式に行くのが不安」という人に、「職を失った人も大勢いる。恵まれている」と言う人がいる。
「水道水の放射能が心配」という人に、「水が出るだけいいじゃないか」と言う人がいる。
もっと苛酷な状況にある人がいる、それはわかる。
でも、みんながそれぞれに不安でいるときに、人を責めるのはやめないか。
恵まれてるんだからがんばれ、と言われれば、つらい気持ちの持って行き場がなくなって、自分の気持ちにフタをすることになる。
誰かと比べることはない、つらいものはつらいんだと思わなければ、健康でなどいられない。
健康でなければ、生き延びたことへの感謝の気持ちだって持ちにくい。
被災地の方たちにできる限りのことをする。
被災地から遠く離れたところで、ニュースを見て心が病んでしまった人にも、同じように、温かい目で、温かい手を差し伸べたい。
あ、東京でも乳幼児に水道水を飲ませないで、と昨日言ってたけど、今日はもう基準値を下回った様子。
小さい子を持つママたち、ほんとに大変だと思う。水の買占めはしないで、妊婦さんや若いママたちに回そう。
「子どもを不安にさせてはいけない」と元気に振る舞うママたちにも、温かい支援を。