今日一日だけ生きてみよう

卯月タラの日々のつぶやき

Mother。

2011-07-03 21:01:03 | タラの日記
「Mother 」のDVD を最後まで見終わった。
涙、涙だった。
田中裕子さんが娘を捨てた理由が、家に火を放ちDV夫を死なせた罪で刑務所に入ったことだったのもビックリだったけど、わずかな回想シーンでわかったのは、火をつけたのが娘のほうだったこと。
幼い娘に「あなたは何もしていないのよ、全部お母さんがしたことなの。あなたは忘れなさい」と言いながら手をひいて逃亡した末に逮捕され、一切を自分の罪として罰を引き受け、30年後に再会した娘にも自分からは名乗らず、決して母親ヅラしないで、陰で娘のことを自分の命をかけて支え続ける。そういう母親だった。
娘に非難されても、一切言い訳をしなかった。自分にできる手助けを、感謝されなくても黙々とし続けた。

これが母親というものだとしたら、私はなんてわがままで自分本位だった(今も)ことか。
いつも自分のことしか考えていなかった。
不満ばかりを抱えていた。
子どもの立場から物事を見ているつもりで、自己満足していた。
薄っぺらな気持ちで、いい母親やってると自惚れていたんだ。

お母さんってすごいものなんだな、って思った。
無償の愛情、そして並々ならぬ覚悟。それを目の当たりにして、いろいろなことを考えた。

子育てはもう卒業、自分の人生を自由に生きるんだ、と思ってた。
親が自分の人生を大切に生きることは勿論、大事なことだと思う。
でも、親って「終わらない」んだな、って、認識を新たにした。
子どもをいつまでも子ども扱いして干渉するのはあり得ないけど、何か一大事が起きた時、子どもの心を支え続けられる存在でありたい。

なんかもう、いろんな登場人物の愛情や苦悩がそれぞれに深くて、胸がいっぱいになった。
すごい。の一言だ。
心の中でずっと大切にしたいドラマになった。
ああ、本当に、成長しなくては。
コメント (2)
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