今日一日だけ生きてみよう

卯月タラの日々のつぶやき

贈り物。

2014-05-11 18:54:49 | タラの日記

今日は母の日。
実家に行くことも考えたんだけど、明日のクラスでの発表を控えてレポートに忙しく、「ごめん!」って感じで。
お花は連休前に手配してあったので、それでカンベン。親不孝者でスマン、母よ。

息子はライヴがあるからと横浜まで出かけてしまい、子どもたちは母の日なんて忘れてるのかな?と思ってたら、さっき娘から画像つきのメールが来た。
「一緒に暮らしてないと欲しいものがわかんなくて何も買えなかったよ。代わりに絵を描いたから送るよ」と。
私の好きなワドルディの絵で、大きいワドルディにちっちゃいワドルディが「おかあさんありがとう」と言ってカーネーションを渡してる絵だった。かわいいのでiPhoneの壁紙に設定した。なんかサイズが合わなくてちょっとおっきくなっちゃったけど。

レポートがひと区切りついて、気になってたリビングの隅のダンボールを(引っ越して3年半たつのにまだダンボールが!)片づけ始めたら、中から何やら箱に入った額縁が出てきた。額の中は、上半分に写真が、下半分に縦書きで俳句がレイアウトされていた。
前の引っ越しの時、こんなの持ってきたんだっけ? と写真をよく見ると、横向きでうつむいてるからわかりづらいんだけど、うちの子どもたちが2人で遊んでいる(何か絵を描いているのか、見せ合ってるのか)ところだった。
多摩に来たばかりの頃に、夫が撮った写真に、自作の俳句をつけたものらしい。俳句の上手下手は私にはわからないんだけど。
初めて見る写真のようで、不思議な気がした。
小学生の息子と幼稚園前の娘の無邪気な様子。
ふと思った。
今日、このダンボールを開けたのは偶然じゃないのかも。
「子どもたちが育ってよかったね」と、母の日に夫が私に言ってくれているような気がした。
夫からの贈り物のような気がして、しばらく額縁を抱えていた。

どこかに飾ろうかなと思ったんだけど、大きくて重たいので、壁にかけると地震で落ちてきそうだし、迷いつつそのまま箱に入れて物入れにしまってしまったけど。
子どもたちはもう、幼いあの頃の子どもたちではないんだな。
でも、私のこどもたちであることに変わりはない。
夫くん、ありがとう。思い出を大切に、今も大切にして生きていこう。