アニメにもなった超有名な柔道漫画「YAWARA」を描いた浦沢直樹さんの漫画。
実は私、今まで浦沢作品を読んだことありませんでした(苦笑)「YAWARA」こそテレビアニメとなっていたのでアニメは見ましたが、漫画の方は全く皆無。
同じく「MASTERキートン」も考古学が関係あるってことで興味はあるのですが、浦沢作品って人気があるせいか中古本屋でもあまり安くはないんですよね・・・新刊を買うには冊数が痛い、うむむ。
そんな中、感動トピでお世話になっているおぽんちさんにこの「MONSTER」を貸してもらえることになりました、ありがとうおぽんちさん!
今まで医療漫画って佐藤秀峰さんの「ブラックジャックによろしく」位しか読んだことなかったけれど、あちらは医療現場を舞台にリアリティな病院の内情を漫画としているならば、この「MONSTER」はドイツを舞台に一人ある日本人医師を主人公としたサスペンス仕立てとなっています。
Drテンマは院長令嬢を婚約者にしている優秀な脳外科医。だがテンマは人の命に優劣をつける院長の方針に嫌気がさし、人道的見地から緊急を要していた一人の少年のオペを執刀することになります。少年の彼の命を救うこと、それが後に恐ろしい連続殺人事件を引き起こすことになることとも知らずに・・・。
最初、連続殺人犯という無実の罪で逃亡の旅を続けながら真犯人であるヨハンを追うテンマと、そのテンマを犯人として追うルンゲ警部の関係は「逃亡者」という洋画を思い出しました。
だけど作中の複雑な人間関係と、それらの人々との間に生まれる小さなドラマがこの漫画自体をただのサイコサスペンスやミステリーの域にとどめず、深い味わいを生み出している様に感じるのです。
例えて言うなら、いくつもの細い流れがクライマックスに向かって一本の大河になるような、そんな感じ。
人の命を救う仕事をしていたDrテンマが人の命を奪う銃を持つ・・・彼の葛藤、そして自らがMONSTERを生み出してしまった故の苦しみ・・・そんな部分さえも目を放さずにはいられないというか。
登場人物が多い分、じっくり読まなければならないが、その手間をかける価値がある漫画に思えた。いや~久々にハマッた漫画でした。
全18巻、一気に読むことをお奨めします。
っていうか、読めば読むほど続きが気になるので一気に読まさる事は間違いないと思うけど(笑)
それだけの魅力を持つ漫画です。
実は私、今まで浦沢作品を読んだことありませんでした(苦笑)「YAWARA」こそテレビアニメとなっていたのでアニメは見ましたが、漫画の方は全く皆無。
同じく「MASTERキートン」も考古学が関係あるってことで興味はあるのですが、浦沢作品って人気があるせいか中古本屋でもあまり安くはないんですよね・・・新刊を買うには冊数が痛い、うむむ。
そんな中、感動トピでお世話になっているおぽんちさんにこの「MONSTER」を貸してもらえることになりました、ありがとうおぽんちさん!
今まで医療漫画って佐藤秀峰さんの「ブラックジャックによろしく」位しか読んだことなかったけれど、あちらは医療現場を舞台にリアリティな病院の内情を漫画としているならば、この「MONSTER」はドイツを舞台に一人ある日本人医師を主人公としたサスペンス仕立てとなっています。
Drテンマは院長令嬢を婚約者にしている優秀な脳外科医。だがテンマは人の命に優劣をつける院長の方針に嫌気がさし、人道的見地から緊急を要していた一人の少年のオペを執刀することになります。少年の彼の命を救うこと、それが後に恐ろしい連続殺人事件を引き起こすことになることとも知らずに・・・。
最初、連続殺人犯という無実の罪で逃亡の旅を続けながら真犯人であるヨハンを追うテンマと、そのテンマを犯人として追うルンゲ警部の関係は「逃亡者」という洋画を思い出しました。
だけど作中の複雑な人間関係と、それらの人々との間に生まれる小さなドラマがこの漫画自体をただのサイコサスペンスやミステリーの域にとどめず、深い味わいを生み出している様に感じるのです。
例えて言うなら、いくつもの細い流れがクライマックスに向かって一本の大河になるような、そんな感じ。
人の命を救う仕事をしていたDrテンマが人の命を奪う銃を持つ・・・彼の葛藤、そして自らがMONSTERを生み出してしまった故の苦しみ・・・そんな部分さえも目を放さずにはいられないというか。
登場人物が多い分、じっくり読まなければならないが、その手間をかける価値がある漫画に思えた。いや~久々にハマッた漫画でした。
全18巻、一気に読むことをお奨めします。
っていうか、読めば読むほど続きが気になるので一気に読まさる事は間違いないと思うけど(笑)
それだけの魅力を持つ漫画です。