すずめ休憩室

日々のこと、好きなこと、飼っていたペットのことなどなど・・・。
気の向くままにつづってみました。

炎のロマンス

2005年10月22日 | 漫画・本
小学生の頃、家の近所に「児童館」なるモノがあったんです。学校や幼稚園が終わった後、地域の子供に遊び場所として開放するトコで私もよく遊びに行ました。なぜならそこの図書室には数々の漫画あったのですよね(笑)そこで出合った数々の漫画たち、池田理代子さんの「ベルサイユのばら」や藤原栄子さんの「うわさの姫子」面白かったなぁ~

そんな漫画の1つがこの上原きみ子さんの「炎のロマンス」
も~夢中になって読みましたよO(≧∇≦)O
あれから20数年(いや四捨五入したら30年・苦笑)、文庫も出ているし、また読みたいなぁと思っていたトコロ、感動トピでお知り合いになれたケイさんからお借りできることとなりました、ありがと~ケイさん!!

物語の内容としては日本で育った平凡な少女、いやどちらかと言えばおっちょこちょいで泣き虫な少女・亜樹(あき)が、須田という少年と出会うことから始まる。実は須田は日本へは花嫁を探しに来ていたのだが、須田の探す花嫁とは皆をひっぱり困難と闘える女王としての資質を持つた少女。亜樹とは正反対の少女なのだが、徐々に惹かれあう2人。だが亜樹は何物かの手により南海の孤島コーラル王国へ連れ去られてしまう。そしてそこで須田がレドビィというこの島の王子であるという事を知る。
島で唯一無二の「黒髪の女王」として生きることを強いられた亜樹ともう1人の王子・ルイの一派に反逆者として陥れられたレドビィの運命は・・・

という感じで進んでいくのですが、もう中身が濃い!
女の子なら憧れる王子様というキャラをはじめ、耐え忍ぶ恋あり、異父兄弟、出生の謎、肉親の死、そしい王室の秘宝をめぐる陰謀などなど、70年代のコミックスはほんとドラマチックなお話が多かったけど、この作品もまさにそんな1つ。
なのに文庫で5巻というぎゅーっと濃縮された状態なんですね。
この濃さには大河でもイケるんじゃとさえ思ってしまうんですが、続々と昼ドラに少女漫画が使われているのにもそんな理由もあるのかもしれませんねぇ

確かに大人になって読むと、「黒髪は優性遺伝だから金髪はありえねー」とか「こんだけ発達した世の中でタヒチの近い島が孤島なんて設定は無理があるんじゃ・・」とかありますが、そんなのを抜きにしても楽しめます。

懐かしのお目目キラキラの少女漫画、堪能して下さいませ♪