すずめ休憩室

日々のこと、好きなこと、飼っていたペットのことなどなど・・・。
気の向くままにつづってみました。

当たるも八卦、当たらぬも・・・

2006年10月20日 | 手作りあれこれ
会社の構内をテクテク歩いていると「たれさ~ん」と呼び止められた。

「キノコ食べないかい?」と言って、差し出されたのはなんだか黄色くて傘の直径が10cmもあろうかという見たことの無い不気味なキノコ
なんでも今朝貰ったそうなのだが、単身赴任で料理をしないので持て余しているんだという。

「なんてキノコ?」と聞くと「ヤナギタケ(本州ではヌメリスギタケモドキ)」とのこと。

でもキノコって色んな種類があるから、みたことの無いのはちょいと不安だなぁ・・・と思っていると
「大丈夫、大丈夫、こういうハデな色は毒キノコじゃないから(笑)」
(でもさ、ベニテングダケなんて見た目も毒々しい赤だけど、れっきとした毒キノコじゃん・汗)

しかも
「俺もヤナギタケって食べたことないけど、他の人に聞いたらこういう黄色に茶の点々のキノコだっていうからたぶん間違いないと思うよ~」
おい!知らないのかい・・・

そして追い討ちをかけるように
「心配ならキノコに詳しい人にきいてみるといいかも」

更に
「当たったら救急車呼ぶから電話して~」
もしかして人体実験かよ~!!

念のため、ネットで検索すると「ヤナギタケ」に間違い無さそうだけど、マジなのか冗談なのか判らん

ちなみに事務所の他の人に「ヤナギタケというキノコ貰ったんだけど食べる?」と聞いたら、
皆んな口を揃えて「いらない」と言われました。
なんでも貰ってくる私が変なのかしら??

さてお家に帰り、さっそく鍋にしてみました

具はヤナギタケ、鳥もも肉、白菜、豆腐、ニラ
味付けは昆布を1枚に醤油とお酒、そしてお塩を少々
(ちょいと醤油の量が多くて茶色くなりすぎましたが・・・)

最初鳥のダシに負けるかなと思ったけれど、煮ているうちにどんどんとキノコのダシが出て鳥の味が負けそうなくらいとても美味しいお汁になりました。食感は別名「ヌメリスギタケモドキ」の名の通り、笠がヌルヌルして、まるで巨大なナメコのよう。しかも肉厚なので食べ応えもあります。

こんな美味しいキノコだったなんて!
見た目で判断しちゃいけないわね

あっそうそう食べてから丸1日経ちましたがとりあえず元気です(爆)