すずめ休憩室

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気の向くままにつづってみました。

DEATH NOTE デスノート(前編)

2006年10月28日 | 漫画・本
漫画でもネットでも話題となった実写版「DEATH NOTE デスノート」が11/3に完結編の公開を前に前編の方が早くもTV公開されましたね。
ケチケチな私は映画館には行けなかったけど漫画は好きで楽しみにしていた作品なのでさっそく見させていただきましたよ~

夜神月(やがみ・らいと)は偶然手に入れた、名前を書かれた人は死んでしまう不思議なノート“デスノート”を使い、自らをキラと名乗り、法で裁かれない犯罪者を次々と殺していく。
法が裁けない悪人を殺すことは果たして悪なのか?それとも善なのか?
キラを殺人者(悪)として追う警察関係者と壮絶な頭脳戦がここに始まった・・・

オープニングを始め、劇中はやはり映画という限られた時間内でこの映画の趣旨を判りやすく説明したためか漫画と違うトコが多々ありましたが、全体としてまあまあな出来だと思いました。漫画の実写化というとたいていギャップがあるせいかがっかりすることが多いんですが、漫画の雰囲気に忠実にキャスティングしているなーと感じましたね。
ただ主演の藤原くんって私の中では可愛い美少年っていうイメージがあって、類い稀な頭脳とともに冷酷さを併せ持つライトにはちょっとシャープさが物足りないかなーと。
一方のLを演じた松山ケンイチさんの動作の一つ一つにギョっとさせられました。きっと何度も漫画を読んだんじゃないだろうか?凄い細かい仕草、背中の丸め具合、どれをとってもLその人でした。

前編のみを見た感じでは前編といえどもこれはまだまだ序章だな~という感じ。
後半になり、Lこと竜崎が素顔を晒したあたりからようやく藤原くんの表情にもライトの二重人格にも見える悪の部分が良く出ていた感じがしましたね。

あと欲を言えばライトとLの頭脳戦の攻防をもっと詳しくして欲しかったな。
この漫画の楽しさはそこにあると言ってもいい位のこの漫画の醍醐味のトコなのに映画を見に来る子供の理解度を意識しすぎて、万人向けにしたせいかこの辺りがあっさりしすぎているというか・・・。綿密に計画と冷静な洞察力がライトの魅力なのに、その辺りの描写が少なかったので「ノート」という便利なアイテムを使ったただの殺人にしまっている状態に思えた。
私はライトの天才的ともいえる計画性があってこそ生きる「ノート」と思っているで、「ノート」がありきになるとなんだか深みが少なく思えちゃうのよね。

漫画を読んだ人なら知っていると思いますが、完結されているこの漫画、内容としては実は1部と2部があるんですよね。完結編ではどちらをクライマックスに持ってくるかでガラっと雰囲気が変わると思うんだけど・・・それともまったく別のラストにするのか気になるトコロ。

でも漫画を読んでいなくてもこの映画だけで充分に楽しめる状態になっているのはエンターティメントとして凄いと思う。
その辺りを含め完結編でどう表現しきるのか期待です

そしてやはりTV公開まで待つのだろうな、私は(汗)
そしてやっばりリュークを見るたび研ナ○コを思い浮かべてしまった(うぷぷ)