七十二節季で11月27日は「木の葉時雨(しぐれ)の日」のようです。つまり、寒くなって北風が木の葉を払い始める日だと云うのです。我が家の隣に大きな銀杏の木がありますが、ここ2~3日の冷え込みで見事に紅葉しました。
我が家の「健気な皇帝ダリア」も間もなく満開です。皇帝ダリアは霜が降りると一度にやられてしまいますから、最後の追い込みに大わらわ。
昨日は、北側の生け垣の剪定を終わり、近くの「お茶の木」の剪定をしました。昭和20年代の我が家では、自家用のお茶の葉はすべて自家生産で、お客様用だけを買っていました。6月の麦刈り、7月の田植えが終わった後、茶の木を刈りこみ、庭に運び込んで葉をむしり取り、その葉を茹でてから天日干しにしていました。いわゆる「番茶」作りです。脱皮した毛虫の抜け殻と、生きた毛虫に苛まれるなかなかの重労働でした。
右が剪定を終わった「茶の木」で左が槇の生け垣です。
今「茶の木」を大切にしている理由は2つあります。第一は、剪定をしておくと、5月の新芽の薄い緑が実に美しく、素敵なモニュメントになってくれること。そして第二は、お茶の新芽の天ぷらが美味しいことです。衣の少ないから揚げにして、少しダシ味を強くした天つゆで頂くと最高です。