鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第578回】 若手スタッフ

2012年07月31日 | 住宅コンサルタントとして
連日のオリンピックの応援で、完全に寝不足の鬼山です。

ついにロンドンオリンピックの金メダルを松本薫選手が獲得されました。
試合前の集中力の高め方。
また試合中、一歩も引かず、相手に全力で向かっていく姿勢。
素晴らしかったですね。

松本選手のように、
気合が全面に出ていて、かつ冷静さも持ち合わせている精神状態が理想だと、
個人的に思っています。

さて、いろんなクライアントで若いスタッフの方が入社され、活躍されていますが、
経営者やマネージャーからよく相談をいただくことがあります。

それは、今の若い方はとても真面目で良い人なのですが、
お客様の心に深く入っていけないということです。

モデルハウスの案内は問題ない。
こちらが何かを伝えることに関してはOKなのです。

でも着座後、お客様との会話をする際、お客様にいろんなことをお訊きしたり、
お客様の発言に対して深く突っ込んでいくことが苦手な方が明らかに多いのです。
(もちろん、私と同じくらいの年代の方にもこうしたコミュニケーションが苦手な方がおられますが、
比率としては若い方の方が圧倒的に高い気がします)

こうしたことが起こっているのには、いくつかの理由があると思います。

まずは、親のしつけの問題です。
相手の立場で物事を考えることをまず最初に子どもに伝えるべきは親だと思いますが、
それが出来ていない親が多いのだと思います。
また、善悪の判断も出来ていない親も増えてきていると思います。
携帯電話を持つ余裕があるのに、お子様の給食費を払わないバカ親など、
その典型的な例だと思います。
非常識なのです。
(ちなみに、大津市のいじめ問題で、主犯とされている少年の母親も、非常識極まり無い人らしいです)

次に学校の問題です。
教師の質の低下も影響があると思います。

最近、教師で生徒さんにセクハラしたり、盗撮したり、ストーカーをしたりと
非常識な奴が多いですが、それもこれも善悪の判断が出来ていないのでしょうし、
教師の質の低下を物語っていると思います。

質の低い教師が、ちゃんとコミュニケーションが取れるように生徒さんを教育出来る訳が無いですし、
相手の気持ちに立って物事を考えることを教えられる訳が無いと思います。
(質の高い教師であれば、もちろんそれは可能でしょう)

それと、気の合う友達同士でしか繋がらなくなっている点です。
SNSや携帯の発達により、面倒なことを避け、
楽な方法でコミュニケーションを取るようになった方が多くなったのと、
日頃から阿吽の呼吸でコミュニケーションを取れる人としか接点を持たないため、
自分が言ったことや立ち振る舞ったことを相手がどう感じるか、と言うことに対して、
全くと言って言い程、相手の立場で物事を考えられないのです。

こうした若手も居ますが、ちゃんと戦力になってくれる、優秀な方も存在します。
ただ、優秀な方には、ある特徴があるのです。

その特徴を持った若手を採用すれば、貢献してくれること間違い無いですし。
その特徴が無い若手は、貢献度は限りなく低いと思います。

戦力になってくれるスタッフの見分け方、皆さんの会社では、理解出来ていますか?
コメント
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