住宅業界は全体的に見れば、厳しいかと思います。
実際、弊社のクライアント様でも
業績を落とされている先もあります。
高齢化や少子化、所得の二極化により、
住宅会社に来場されるお客様の数は、
過去のようには戻りません。
少ないお客様をめぐって
住宅会社が営業を仕掛けるので、
当然ながら昔に比べ、
1棟のご契約の難易度は上がっているのです。
全国のクライアント様の営業マンを拝見していて、
私自身が感じているのは、
過去の注文住宅の世界で
年間18棟以上売る一流の営業マンは、
契約棟数が下がっていません。
年間8~12棟くらいの、平均的な契約棟数の営業マンが
やはり受注棟数をかなり落としていて、
更に年間5棟前後の力しか無い営業マンが、
壊滅的に売れなくなっている、という印象を受けます。
住宅営業の世界を偏差値で表現すると、
これまで注文住宅の営業マンとして
偏差値が55以上でそれなりの数の契約が出来たのですが、
今は偏差値65以上の営業マンに多くのお客様が殺到する。
そんな感じかな、と思います。
業界歴5年以上の営業マンで、
年間5~6棟の契約しか取れない、ということは、
ぶっちゃけ、自分が通用していないということですよね?
まずはその現実を受け止めなくてはなりません。
そしてもし私自身がそれくらいの棟数に落ちたとしたら、
自分だったらどうするか?
私なら、会社に直談判して、
今の時代、圧倒的に売っている営業マン(自社・他社)の
かばん持ちをさせて欲しい、とお願いします。
もちろん、有給休暇を消化する形でOKですし、
交通費や宿泊費も自腹で全然かまいません。
とにかく、自分が通用していない中、
圧倒的に売っている営業マンも存在する訳で、
自分の何がダメで、どういう部分が不足しているのかを
トップ営業マンのかばん持ちを1週間、させていただき、
優秀な方と自分の差を把握するでしょう。
そして通用している営業マンの学び方や時間の使い方、
商談前の準備など、徹底的に真似をさせていただきます。
そして1~2年、全力で取り組み、
それで成果が出なかったとしたら、
自分の能力不足や適性不足と判断し、
その時点で業界から足を洗うでしょう。
今、通用していないのであれば、
私なら、それくらいの覚悟を持って取り組むと思います。
通用していない自分を直視し、
自分の至らなさを受け入れる。
認める。
それをしなければ、
通用していない自分を変えることはできないのです。