鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第5066回】 自分が通用しなくなったら、どうする?

2024年11月12日 | 住宅コンサルタントとして
住宅業界は全体的に見れば、厳しいかと思います。

実際、弊社のクライアント様でも
業績を落とされている先もあります。

高齢化や少子化、所得の二極化により、
住宅会社に来場されるお客様の数は、
過去のようには戻りません。

少ないお客様をめぐって
住宅会社が営業を仕掛けるので、
当然ながら昔に比べ、
1棟のご契約の難易度は上がっているのです。

全国のクライアント様の営業マンを拝見していて、
私自身が感じているのは、
過去の注文住宅の世界で
年間18棟以上売る一流の営業マンは、
契約棟数が下がっていません。

年間8~12棟くらいの、平均的な契約棟数の営業マンが
やはり受注棟数をかなり落としていて、
更に年間5棟前後の力しか無い営業マンが、
壊滅的に売れなくなっている、という印象を受けます。

住宅営業の世界を偏差値で表現すると、
これまで注文住宅の営業マンとして
偏差値が55以上でそれなりの数の契約が出来たのですが、
今は偏差値65以上の営業マンに多くのお客様が殺到する。

そんな感じかな、と思います。

業界歴5年以上の営業マンで、
年間5~6棟の契約しか取れない、ということは、
ぶっちゃけ、自分が通用していないということですよね?

まずはその現実を受け止めなくてはなりません。

そしてもし私自身がそれくらいの棟数に落ちたとしたら、
自分だったらどうするか?

私なら、会社に直談判して、
今の時代、圧倒的に売っている営業マン(自社・他社)の
かばん持ちをさせて欲しい、とお願いします。

もちろん、有給休暇を消化する形でOKですし、
交通費や宿泊費も自腹で全然かまいません。

とにかく、自分が通用していない中、
圧倒的に売っている営業マンも存在する訳で、
自分の何がダメで、どういう部分が不足しているのかを
トップ営業マンのかばん持ちを1週間、させていただき、
優秀な方と自分の差を把握するでしょう。

そして通用している営業マンの学び方や時間の使い方、
商談前の準備など、徹底的に真似をさせていただきます。

そして1~2年、全力で取り組み、
それで成果が出なかったとしたら、
自分の能力不足や適性不足と判断し、
その時点で業界から足を洗うでしょう。

今、通用していないのであれば、
私なら、それくらいの覚悟を持って取り組むと思います。

通用していない自分を直視し、
自分の至らなさを受け入れる。

認める。

それをしなければ、
通用していない自分を変えることはできないのです。

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