鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第2827回】 職種が変わっても・・・

2018年09月26日 | 住宅コンサルタントとして

私は22年前、最初に勤めさせていただいた会社に営業として入社しました。

 

しかしながら、入社してわずか9か月で、

システムバスやシステムキッチンの施工および施工管理をする子会社に出向となり、

そこで1年3か月、毎日作業服を着て仕事をしていました。

 

営業で入社したのに会社の都合で出向させられ、

更には職種も変えられる。

 

当時は被害者意識がとても強く、ショックも受け、会社を辞めることを結構考えていました。

 

当時、現実を受け入れるのに時間はかかりました。

 

 

でも正直、今の自分の立場で当時の自分を見ると、「何様のつもりやねん!」とツッコみたくなります。

 

組織を指揮する立場のリーダーは、当然ながら全体最適を考えて配置転換をしなければならず、

一人ひとりの主張や要望を聞いていては、組織は回りません。

 

当時、会社は本格的に住設商品を材工で売り出したのですが、

施工管理や品質管理のベースをつくるのに自分たちが選ばれたのに、

そんなことにすら気づけない。

 

ただ、自分があまりに幼かったため、そういうことを理解できず、

「自分だけが・・・」という被害者意識になっていただけのことなのです。

 

もう完全に子どもでした・・・(汗)。

 

 

ところが現場に1年以上出て、大工さん、設備屋さん、電気屋さんなどから

いろんなことを教えていただけたおかげで、現場にはとても詳しくなりました。

 

この経験、営業に戻ってから、本当に役に立ちました。

そしてもちろん、今の自分の仕事にも十分、役に立っています。

 

企業の大小問わず、入社した際の希望職種に就けなかったり、

途中で配置転換を命じられたり、ということがあるケースもあります。

 

その時、以前の私のような被害者意識で嫌々やるのか?

それともそれを自分が成長する良い機会ととらえるのか?

 

それは本人次第。

 

今の自分であれば、喜んで新しいことにチャレンジすると思います。

 

そして何事にも前向きでチャレンジすることを必ず、見てくれている方はいるものです。

 

職種が変わっても、配置転換があっても、前向きでいきたいですね。

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