鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3765回】 遅いことは大問題

2021年04月21日 | 住宅コンサルタントとして

クライアント様に複合業態の提案を

させていただいていることもあって、

住宅ビジネス以外に小売についても、

いろいろとアドバイスをさせていただいております。

 

小売ビジネスを間近で拝見して思うのは、

もう本当に1時間とかの単位でやるべきことをやらないと、

後から取り返しなんてできない、という現実です。

 

住宅の場合、イベント企画は1か月単位で考えれば良いし、

商品改良などは都度やるものの、

契約してから着工まで3カ月から1年、

着工してからお引渡しまで4~5カ月が平均ですから、

とにかく小売ビジネスと比べると、のんびりしています。

 

住宅ビジネスのスピード感覚で小売をやると、

全く持って遅すぎて、話にならないことになってしまう、

と個人的には危機感を感じていて、

とにかくクライアント様には、

 

「遅いことは大問題」

 

という価値観を持っていただく必要がある、と思っています。

 

住宅の場合、例えばモデルハウスのデザインや間取りを

今の旬からかなりズレたものにしてしまったら、

取返しがつかないのですが、

単価がそれほど高くない小売ビジネスの場合、

失敗しても大ダメージをくらうことはなく、

とにかくたくさんチャレンジし、たくさん失敗して、

とっとと改善することが成功の秘訣だと思います。

 

そんなことを思っていたら、

キンコン西野さんがSNSにUPしていた言葉に出会いました。

 

「『ミス』は全く問題ない。『遅い』は大問題だ」

 

この言葉にメチャ共感しています。

 

遅いことは大問題。

 

しっかりとスピードをUPすることができているでしょうか?

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