鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3771回】 何でライバルに勝つか?

2021年04月27日 | 住宅コンサルタントとして

建材メーカーの営業マン時代も、

コンサルタントになってからも、

私自身の強みは変わりません。

 

それは、「量で差をつけること」です。

 

非常にシンプルですし、

センスや才能がない方でも、すぐに取り組める方法です。

 

最初に勤めさせていただいた、建築資材メーカーでは、

同期に非常に優秀な営業マンが居て、

何をどうあがいても、才能や人柄で彼に勝てないことを察知しました。

 

その同期に負けない唯一の方法が、

圧倒的に量で差をつける、ということだったのです。

 

1日あたりの訪問回数・面談回数。

見積量。

労働時間。

勉強する時間。

 

これは、才能関係なくチャレンジできることだったので、

同期の営業マンが帰宅するまで仕事をこなし、

同期が出社する前に出社して、仕事をする。

 

シンプルにこれをこなしていくと、少しずつ効果が出て、

結果、営業マンとして成果を出すことにつながりました。

 

コンサルタントに転職してからも同じで、

中途入社で成功している人に片っ端から質問しまくり、

どれくらいのセミナーを企画開催したり、

どれくらいのプロジェクトに参加したのかを聞いたり、

どれくらい勉強しているのかを教えてもらってから、

それぞれの量をクリアできるように仕事に取り組みました。

 

才能もセンスも無く、頭の出来も悪い自分が、

唯一勝てるとしたら、それは量だけ。

 

そもそも体が丈夫でしたし、

どれだけ家を空けていようが、

仕事に関しては理解があった家内のおかげで、

量だけをこなすことが出来、

結果、量は質に転換し、質も向上していきました。

 

そして16年経過した今も、

基本的な考え方は変わっていなくて、

とにかく動く量、仕事する量、

いろんなものを見て体験する一次情報の量に関して、

一番でありたいな、と思って行動しています。

 

企業も個人も、

基本的にどの部分でライバルに差をつけるのか、

という発想がとても重要な気がしています。

 

自分たちは、どの分野で圧倒的にライバルに勝つのか、

ということを社内全体で共有出来ている会社は強いですが、

そこが無い会社は、常にブレブレの状態になるのですね。

 

何でライバルに勝つのか、という部分が

社内で共有できているでしょうか?

 

そして個人的にも、自分はどの部分で勝負するのか、

明確にすることができていますか?

コメント
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