建材メーカーの営業マン時代も、
コンサルタントになってからも、
私自身の強みは変わりません。
それは、「量で差をつけること」です。
非常にシンプルですし、
センスや才能がない方でも、すぐに取り組める方法です。
最初に勤めさせていただいた、建築資材メーカーでは、
同期に非常に優秀な営業マンが居て、
何をどうあがいても、才能や人柄で彼に勝てないことを察知しました。
その同期に負けない唯一の方法が、
圧倒的に量で差をつける、ということだったのです。
1日あたりの訪問回数・面談回数。
見積量。
労働時間。
勉強する時間。
これは、才能関係なくチャレンジできることだったので、
同期の営業マンが帰宅するまで仕事をこなし、
同期が出社する前に出社して、仕事をする。
シンプルにこれをこなしていくと、少しずつ効果が出て、
結果、営業マンとして成果を出すことにつながりました。
コンサルタントに転職してからも同じで、
中途入社で成功している人に片っ端から質問しまくり、
どれくらいのセミナーを企画開催したり、
どれくらいのプロジェクトに参加したのかを聞いたり、
どれくらい勉強しているのかを教えてもらってから、
それぞれの量をクリアできるように仕事に取り組みました。
才能もセンスも無く、頭の出来も悪い自分が、
唯一勝てるとしたら、それは量だけ。
そもそも体が丈夫でしたし、
どれだけ家を空けていようが、
仕事に関しては理解があった家内のおかげで、
量だけをこなすことが出来、
結果、量は質に転換し、質も向上していきました。
そして16年経過した今も、
基本的な考え方は変わっていなくて、
とにかく動く量、仕事する量、
いろんなものを見て体験する一次情報の量に関して、
一番でありたいな、と思って行動しています。
企業も個人も、
基本的にどの部分でライバルに差をつけるのか、
という発想がとても重要な気がしています。
自分たちは、どの分野で圧倒的にライバルに勝つのか、
ということを社内全体で共有出来ている会社は強いですが、
そこが無い会社は、常にブレブレの状態になるのですね。
何でライバルに勝つのか、という部分が
社内で共有できているでしょうか?
そして個人的にも、自分はどの部分で勝負するのか、
明確にすることができていますか?