経営者やリーダーは、
自分が統率する組織やチームの問題点に
気づく力が求められます。
来場数が減少しているのは何故か?
社員さんの離職率が上がっているのは何故か?
契約時から竣工時の利益率が下がっているのは何故か?
などなど、住宅会社を経営したり、マネジメントしていると、
常にさまざまな問題が発生します。
こうした問題が起こった時に、
組織として手を打たなければならない訳ですが、
その問題の解決のために、
どういう一手を打つべきか?
ここで問われるのが、「仮説力」です。
例えば、体重が2キロオーバーしたら、
会社の一駅手前で降りて歩いて出勤するとか、
甘いものを1か月、我慢するなどの
2キロ体重を落とすためのいろんなアイデアが
頭の中に浮かんでくると思います。
ところが、経営や組織マネジメントになると、
急にアイデアが出て来なくなる方がいたりするのです。
何が正解かは分かりませんが、
とにかく仮説(≒アイデア)を出して
実行して検証する、ということをやらなければ、
問題点は解決の方向に進まないのです。
ではこの仮説力、どうすれば鍛えられるのか?
私が思うに、そのポイントは2点あります。
1点目は、日頃から答えが無い問題に対し、
いろいろと考える習慣を持つこと。
例えば、日本の少子高齢化にストップをかけるには、
どういうことにN取り組めば良いか、とか、
オーバーツーリズムを解消するために、
京都市が取り組むべきことは何か、など、
こういうテーマに対し、自分なりのアイデアをまとめる、
ということを続けることで、仮説力は高まります。
(私がスマホから遠ざかることを推奨するのは、
スマホで情報をただ垂れ流し的入れている人って、
こういう考える時間を確保できないからです)
そして2点目ですが、
日頃からいろんなことに興味を持ち、
あちこちに足を運んで体験する量を増やすことです。
とにかく一次情報量を増やせば増やすほど、
自分の中にたくさんの引き出しをもつことにつながり、
それがいざアイデアを出さなくてはならない時に
とても役に立つのですね。
一次情報量が少ないビジネスパーソンほど、
仮説が出てこないような気がしております。
一流の経営者やリーダーになるには、
仮説力は欠かせないのです。
鍛えるために、コツコツと努力したいものです。