鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3920回】 経営コンサルタントとしてのこだわり

2021年09月23日 | 住宅コンサルタントとして

おかげさまで、経営コンサルタントになって

17年目に突入しています。

 

経営コンサルタントの使命は、

クライアント様の業績が向上し、

より良い会社に成長進化されるサポートをおこなうこと。

 

クライアント様に経営的な視点で、

業績改善のアドバイスをさせていただくことが、

経営コンサルタントの仕事です。

 

この仕事をさせていただく上で、

まずは自分自身の経営であったり、

自社の経営がうまくいっていなければ、

アドバイスをさせていただく資格はない、

とずっと思っておりました。

 

ところが、経営コンサルタントと名乗っている方の

おそらく90%以上の人が、

自分のマネジメントがうまくいっておらず、

クライアント様の数が足りず、

自身の経営に困っているのが現実です。

 

要するにクライアント様に模範を示せていないのです。

 

新規の出会いを求め、

コンサルティングの契約を獲得することに注力してしまい、

既存のクライアント様のことを考えたり、

数多くの調査をしたり、

事例の研究をする時間を十分に確保できなくなる訳です。

 

そういう人をたくさん見てきました。

 

自らの仕事に困っている経営コンサルタントに

自分の会社の経営的なアドバイスなんて、

していただきたくないですよね?

 

いろんな企業から依頼があって、

忙しいコンサルタントに頼みたい、

と私が経営者であれば思います。

 

クライアント様にいろんなアドバイスをさせていただくには、

まず自分が模範を示せるようにならなければならない、

と転職してすぐに気づきました。

 

なので転職してすぐに、馬車馬のように仕事をしました。

 

待っていても仕事をいただけないので、

社内営業を積極的に行い、

いろんな方のプロジェクトに混ぜていただきました。

 

自分のパートの仕事をやりながら、

経営のことを勉強し、本を読み漁り、

徹夜もしょっちゅう、休みはない、

家にはほぼ帰れないという生活を半年続けていたら、

ちょっとずつコンサルティングのオファーをいただけるようになり、

ありがたいことに2年もしないうちにスケジュールが

パンパンに埋まるようになりました。

 

そしてクライアント様には、

お客様や市場から応援されるような会社になることが

最も重要である、ということをお伝えし続けています。

 

そういうことをアドバイスさせていただく自分が、

お客様と良好な関係を構築できていなければ、

説得力がないと考え、

商売において、同じ方向を目指せるクライアント様と

深くじっくりとお付き合いさせていただくスタイルになりました。

 

クライアント様同士が交流できるイベントを

15年以上前からコツコツと継続した結果、

クライアント様同士、仲が非常に良く、

各社様、積極的に交流され、

素晴らしいコミュニティが出来上がっています。

 

こういうコミュニティを持つと強い、

ということをクライアント様に実感していただき、

各社様が協力業者さんやOB様と

このようなコミュニティを作られ、

土の質を良くしていくことを提案させていただいております。

 

クライアント様にご提案するからには、

まずは自らご提案させていただく内容を実現させていなければ、

説得力がない、と思っています。

 

説得力を持って、さまざまなご提案をさせていただく。

 

これが自分なりのこだわりです。

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