鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3924回】 来店のきっかけと契約の理由は異なることを理解する

2021年09月27日 | 住宅コンサルタントとして

私が鮨好きなことは、

クライアント様やインスタでつながっている方は、

ご存知でしょう。

 

お鮨屋さんであれば、どこでも良いのか、

というとそういう訳ではなくて、

もちろん、美味しいことが大前提です。

 

新しいお鮨屋さんを開拓する上で、

クライアント様に教えていただいたり、

ネットで検索したり、

信用しているユーチューバーの番組を見たり、

ということがきっかけではありますが、

新しいお鮨屋さんにお伺いして、

そこで味が美味しかったとしても、

そのお店に繰り返し通うとは限りません。

 

味が良い。

コスパが良い。

お店の雰囲気が良い。

 

どれも大切なことですが、

リピートするかどうかの最大の要因は、

大将の仕事に対する姿勢や生き様から、

刺激をいただいたり、学ばせていただけるかどうか、

ということなのです。

 

私、お鮨屋さんには、

勉強に行っております。

 

そして、私が繰り返し通わせていただいている

お鮨屋さんの大将の仕事に対する姿勢を見学することは、

成長志向のあるビジネスパーソンには、本当にお勧めです。

 

今度、こういう企画、してみよう!

 

要するに、お店に行くきっかけは、

美味しいという評判、

すなわち商品がきっかけなのですが、

繰り返し通うかどうかを決めるのは、

大将の生き方なのです。

 

来場のきっかけと契約の理由は異なることもある。

 

特に住宅業界の場合、

商品(=建物)入口で来場されたお客様も、

契約の理由はデザインや性能といった、

商品面で決めるケースは少なく、

それ以外の理由で決めている方が多いと思っています。

 

ここを理解した上で、

営業や接客のフローを組み立てると、

成約率が上がって来るかと思います。

 

で、ありがたいことに、

お客様が最終的に何で住宅会社を決めているのか、

そこを理解できていない同業他社が多いのです。

 

来場きっかけと契約理由が異なることを理解し、

自社の接客オペレーションを見直してみましょう。

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