クライアント様の社長とお話をしていて、
改めて「その通りだなぁ」と感じたことがあります。
それはここ最近、SNSやYouTubeでの発信が
非常に上手で集客は順調なのですが、
実際に組織の中はぐちゃぐちゃで、
スタッフさんは定着せず、施工品質もひどい会社が、
実は結構増えている、ということ。
地場工務店としてYouTube活用が
非常に上手にいっている会社のスタッフさんが、
弊社のクライアント様に入社されてきて、
実は社内がゴタゴタで現場監督が全く定着せず、
この先、かなりクレームが発生するであろう、
という情報も、私の耳に入ってきています。
YouTubeの再生回数がすごい、とか、
Instagramのフォロワー数やいいね数が多い、
というだけで住宅会社を選ぶのは危険な時代なのです。
この2~3年、組織崩壊により、
最終的に家電量販店大手に買われた会社が、
多数あることは業界関係者なら知っていると思います。
住宅会社は、商品企画からマーケティング、
更には品質管理やスタッフの育成、原価管理など、
本当に製造小売り業そのものです。
規模の大小にかかわらず、
やるべきことは莫大で、
しかもお客様に対する責任はとても大きいのです。
組織マネジメントや施工における
品質管理が十分ではないのに、
外面だけうまく見せるテクニックに長けた会社が
増えていることは、
お客様にとって良くないなぁ、と感じています。
住宅会社は製造業ですから、
まずは施工品質がしっかりしていることが最重要で、
そこが不十分なのに、動画発信技術が長けた会社が増えている、
ということをエンドユーザーは理解しておいた方が良いでしょう。
そして自分が消費者になった時も、
SNS発信力が強いだけで、
購入先を選ばないようにしたいものです。