鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4357回】 リピート客を増やさないマーケティング

2022年12月04日 | 住宅コンサルタントとして

先日、寒ブリで有名な、とある街を訪れました。

 

国や県、市の税金や補助金を導入したと思われる、

観光客が訪れやすい道の駅に隣接した、

番屋といういろんなお店が並ぶスポットに行ってみました。

 

そこにはたくさんのお店がありましたが、

それぞれのお店に入って商品を手に取ってみると、

もう本当にがっかりするレベルの品揃えなのですね。

 

お店のスタッフや経営者も、

ちょっと勉強しないとヤバイレベルなんです。

 

更にその番屋の中にある鮮魚店に行ってみると、

売っている寒ブリの価格にドン引きしました。

 

もう、ボッタくりすぎでしょ、という価格なんです。

 

今のエンドユーザー、

スマホを使って大体の相場を理解している方が多いです。

 

こんな価格設定で購入する人はいないでしょうし、

悪いクチコミが起こってしまうでしょう。

 

実際、Googleマップのクチコミは

良くありませんでした。

 

お土産ショップの品揃えも、

看板の寒ブリの価格も、

あまりにもお粗末なこの地、

リピーターはまず生まれないだろうなぁ、と感じました。

 

商売の基本は、自社を応援して下さり、

繰り返し利用していただけるお客様を

どれだけ増やすか、ということなのです。

(住宅会社の場合はリフォームを何度もして下さったり、

紹介をいただけるお客様を増やすこと)

 

その基本を押さえず、

情報リテラシーが弱いお年寄りや海外のインバウンドの方から

出来る限りぼったくってやろう、という意図が見え見えのこの街、

ドンドン廃れていくことでしょう。

 

個人的にとても勉強になりました。

 

一度、来場して下さったお客様が

また来たい、と思われるようなサービスが

自分たちができているか、チェックしたいですね。

コメント
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