都心部のタワーマンションの価格は、
ここ2~3年、以上に高騰しています。
そしておそらくこれから大問題となってくるでしょうが、
昨今の建築資材高騰や
職人さん不足による人工高騰を加味すると、
どのマンションも積立修繕金が全然足りないので、
その価格見直しが至るマンションで発生するでしょう。
更に金利の上昇も見込まれ、
物価高もジワジワ続くでしょうから、
都心のタワーマンションを背伸びして買った、
パワーカップルが大変になり、
返済できないケースも増えていくことでしょう。
マンションを買って、しばらく住んで売却したら、
買った時と同じか、むしろ高い価格で売れた、
という話を稀に耳にしますが、
それは本当にたまたま運が良かっただけで、
ある不動産専門家の方は、2030年までに
都心の高騰したマンションの価格が一気に下がるかも、
という予測もされています。
高掴みしたものは、本当に苦労するのです。
都内は人口流入が続きますから、
マンション価格が暴落することはほぼ無いでしょうが、
地方都市のマンションなんて、ひどいものです。
購入して10年で50%近く下がる、なんてことも。
そして最大のリスクは、入居者が減っていく中で、
維持管理するための費用が捻出できなくなる管理組合が
続出するのではないか、ということ。
住宅営業マンは、
お客様に分かりやすくお伝えできるよう、
このあたりの知識も付けておきたいものです。