学生と社会人に違い。
もっと言うと、受験勉強とビジネスの違い。
それは、正解があるかないかの差だと思います。
特に受験勉強は、志望校の試験の傾向を研究し、
そこに対しての対策を徹底するという、
記憶力だけを問うような頭の使い方をさせている感じがします。
まあ、今の受験がどうなっているのかは知りませんが、
私が受験をした30年前はそんな感じでしたし、
我が家の子どもたちの中学受験も同じ感じでした。
でも、正解の答えを探すことや、
過去の問題を解きまくることって、
本当にビジネスの世界で役に立つのか、個人的には疑問です。
インプットは重要ですが、ビジネスで大切なのはアウトプット。
いろんなタイプが存在するお客様のことを理解し、
お客様が満足する商品やサービスを提供することだったり、
お客様が気づいていない問題点を顕在化させ、
そこに対して解決策をご提案することだったりします。
ここで重要なのは、お客様は千差万別なので、
正解はお客様一人一人によって異なるということ。
だから、インプットが得意というだけでは、
ビジネスではさほど成功しないと思います。
更に経営となってくると、なおさらインプットだけでは難しく、
競合や景気、トレンドを予測して戦略を構築したり、
戦略が実行出来ているかのチェック体制をつくったり、
社員さんが育つ環境をつくったりと、
同時に多面的に物事を分析し、
アウトプットしまくらないといけないのです。
ビジネスにおける頭の良さとは、
どんなアウトプットができるのかということ。
誰も思いついていないことを思いつき、
それを形にしていく力こそが、
真の頭の良さだと個人的に思っています。