住宅業界も、当然ながらコロナの影響が出てきていて、
新規のお客様の来場は減少していますし、
商談が進んでいたお客様でも、先行きが不安だから、
商談をちょっと中断したい、というケースも耳にします。
そんな中、商談が進んでいたお客様から、
「次回の商談なのですが、
ちょっとこういう状況ですからキャンセルしたい・・・」
と連絡があったとき、皆様はどういう対応をされますか?
ここでお客様のおっしゃるとおり、
商談を延期することが、お客様のためなのでしょうか?
お客様のおっしゃるとおりにするのが、最も楽な選択ですが、
私なら、次のように言うでしょう。
「お気持ち、良く分かります。
でも、この段階でこれらの情報だけは○○様に知っていただきたいと
私自身は強く思っております。
○○様がお越しになる時間帯は、
他のお客様はモデルハウス内に入っていただかないようにします。
○○様がご来場される30分前から建物の空気を入れ替え、
テーブルやドアノブ等の除菌も徹底します。
更に当日の商談も1時間以内にギュッと濃縮させていただきます。
また、それでも不安な場合であれば、
ZOOM等オンラインでの商談でも当社は全く問題ありません。
それでも、延期した方がよろしいでしょうか?」
最終的に商談を延期するかどうかを決めるのはお客様ですが、
お客様のことを考えると、現段階で商談を延期すべきではない。
お客様が安心して商談できるよう、当社として万全の環境をご用意する。
そこまで伝えて、商談を延期するか否かをお客様にご判断いただく。
このちょっとした差が、年単位では大きな差になるのです。
コロナの影響で延期したいというお客様は、
果たしていつ、コロナ問題が終息するとお考えなのでしょう。
今回、この騒動を機にどんなことが起こっているか、
皆さんはご存知ですか?
飲食店でオーナーが高齢なお店では、廃業が多々、出ていますし、
高齢の職人さんたちは今回を機に、廃業する方もかなり出てきます。
すると、騒動が終わった後、
職人さん不足、職人さんの単価上昇が予測されます。
そういうことを総合的に理解した上で、
お客様は延期するという決断をしているのでしょうか?
そうではありませんよね?
だから我々は、しっかりと先を予測し、
お客様が後悔しないご決断を下せるよう、
情報を提供し、選択肢を提示しなければならないのです。
このちょっとした差が、大きな結果の差につながるのです。