鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第5012回】 大きな組織で、自由過ぎる風土になると・・・

2024年09月19日 | 住宅コンサルタントとして
昨日の日経新聞に、
個人的には結構ショッキングな記事が掲載されていました。

それは、あのアマゾンが
週5日の出勤を社員さんに義務化するということと、
フリーアドレスも中止する、ということ。

詳しくは昨日の日経の記事を見ていただければ、と思いますが、
まとめると次のようになるかと思います。

・リモートで仕事をした結果、社内で起こるいろんな問題が、
「自分事」から「他人事」と感じるスタッフが増加。
結果、スタッフの数が劇的に増えてしまった。

・リモートだと当事者意識が低くなり、
真面目に働かないスタッフが増え、
結果、生産性が下落した


「自宅で仕事をした方が生産性が上がる」
「ワーケーションで新しいビジネスのアイデアがたくさん出る」

などとコロナ禍以降、メディアがいろんな情報を流していましたが、
それらをひっくり返すようなアマゾンの決定です。

そしてアマゾンだけではなく、
アメリカのテック系の企業の多くは
生産性を高めるためには、
社員さんを出社させた方が良い、
という見方が広がっているそうです。

出社に関しては会社に来ても来なくても良い。
出社時間は、フレックス制で。
休みも自分の好きな日に休んで良い。

組織規模が大きくなった会社が、自由過ぎると、
私は絶対に緩すぎる空気感が漂い、
会社で起こるいろんなことを他人事のように感じる風土が
社内に蔓延るのでは、とずっと思ってきました。

やはり組織はピリッと締める人が必要ですし、
組織としていろんな決めごとをきっちりやっていく風土がないと、
生産性は下がるし、当事者意識も起こらないと思うのです。

弊社のコンサルティング業務は私一人でやっていますが、
自宅にいると脳がリラックスモードに入るので、
生産性が上がりません。

年間240日宿泊するホテルで仕事をする方が
圧倒的に集中できます。

そして最も集中できるのは、
クライアント様にお伺いしている時間で、
いろんなことをお伝えしつつ、
たくさんのことをインプットさせていただいています。

コロナ禍の中、もてはやされたリモートワークを
時代の先端を走っているアメリカのテック企業が
採用しなくなってきたという事実を
皆さんはどのように思いますか?

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