鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4619回】 会社選びがなぜ重要なのかをしっかりとお伝えする

2023年08月23日 | 住宅コンサルタントとして

日本が抱える問題はいくつもありますが、

その最たるものは、少子高齢化により、

人口減が進んでいくことです。

 

そしてその影響は、労働者不足にもつながり、

パーソル総合研究所の予測によると、

2030年には644万人の人手不足となる見込みだそう。

 

この数字から、どんなことが予測されるでしょう?

 

私が思うに、例えば今だとアマゾンで注文すると

大抵の商品は翌日には届きますが、

それが2~3日かかったり、

飲食店に行ってもホールのスタッフさんが不足していて、

「すみません」と店員さんを呼んでも

なかなか来てもらえない、というようなことが起こるでしょう。

 

そして住宅業界においても、

いろんなことが起こるでしょう。

 

例えば今だったら、給湯器が故障したとか、

エアコンや食洗器が動かなくなったという場合、

いろんな相談先が存在し、しかも結構早く対応してもらえますが、

2030年になると、対応してくれる先も減少し、

更にはそれらの業者さんも人手不足となっているので、

対応してもらうまで、数か月かかったり、

少額のメンテナンスの場合だと、どこも対応してもらえない、

ということも起こり得るでしょう。

 

以前、記事で見たのですが、

トランプ政権の政策により、雇用が非常に生まれ、

アメリカではブルーカラーの労働者不足になった。

 

結果、タイヤのパンクを修理しようとお願いしても、

スタッフが不足しているので、

修理してもらうまで数か月待ち、

という状況になった州もあったようです。

 

労働者不足ということは、

今、当たり前に受けられているサービスが

当たり前でなくなることを意味します。

 

「メンテナンスなんて、どこでも対応してくれるだろう」

 

と、メンテのことを考えず、安さに飛びついた消費者は、

入居して15年目以降に非常に苦労することとなるでしょう。

 

お客様は、住宅会社とは30年40年とお付き合いしていくのですが、

どんな会社に家づくりを託すのかということの重要性を

理解できていないお客様は多々、存在します。

 

そういうお客様に会社選びの重要性をお伝えし、

理解していただけるようにするのが営業マンの仕事です。


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