鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4955回】 リーダーに任命すべき人は?

2024年07月24日 | 住宅コンサルタントとして
あるクライアント様で、
その社長が以前から期待して
リーダーに任命していた方がいました。

私自身、お付き合いが始まってまだ数か月の時点で、
本当に腹を割ってその社長に

「社長が期待しているあのリーダーは、
リーダーの器では無いです。
だから(住宅事業を)任せては絶対にダメです」

と進言しておりました。

ところが、そのリーダーに成長して欲しかった社長は、
住宅事業を任せ続けたのですね。

で結果、その方は退職することになりました。

この先、お客様や協力業者さんたちに
ご迷惑をおかけすることも出てくるでしょうが、
それは都度、誠心誠意対応して解決するとして、
私自身はそのリーダーの退職が良い方向に進むだろう、
と感じております。

これからの時代、どういう人をリーダーに任命し、
逆にどういう人をリーダーに任命してはダメなのか?

ここをはっきりさせたいと思います。

まずリーダーに任命すべきでない人は、

「部下(人)に関心がない」
「部下(人)に愛情が希薄」

という方です。

自分の部下に成長してもらい、一人前になって欲しい、
というような、愛情をかけられない人、
言ってみればAIのような人は、プレーヤーにとどめておくべきです。

実際、自分の部下がミスをした際、

「だから必ずこの前に○○をしておきなさい、って言ったでしょ」

という言葉をそのリーダーから聞いたことがあったのです。

自分は教えてます、やっていなかったり忘れた部下が悪いんです、
といわんばかりの態度だったのですね。

リーダーにすべき人は、

「部下にこのことをやったか、チェックしきれていない、私の責任です」

と言える人です。

いっぱいいっぱいになっている部下の状況を理解し、
部下がうまくいくように陰からしっかりとフォローすることが
リーダーとして当然の仕事である、と理解できる人を
リーダーにすべきなのです。

ただ単にプレーヤーとして優秀な人を
リーダーにすべきではありません。

リーダーの適正が無い人をリーダーにすると、
組織はおかしいことになりますし、
何より若手スタッフが育っていかないのです。

リーダーの人選を間違ってはいけないのです。

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