手前味噌で恐縮ですが、
日々のコンサルティングでクライアント様にお伝えする内容や
コンサル時にお渡しするテキストに関して、
満足度はそこそこ高いのでは、と思っております。
(もしそうでなければ、苦情をお伝えくださいませ)
それは、各クライアント様の現状を想像し、
「今であれば、このクライアント様には、
こういう内容をこういう形でお伝えさせていただくのが
おそらくベストかな・・・」
という状態までカスタマイズして
お伝えする内容を決定したり、
テキストを制作しているからです。
このように、自分がお客様にお伝えする内容を
お客様の立場に立って加工したり工夫する意識を
「マーケティング志向」と言います。
一方、伝える対象の方の現状の理解力やレベルを考えないで
自分たちが伝えたいことを一方的に伝えがちな方は、
「プロダクトアウト志向」であるといえるでしょう。
当然、どちらの方がビジネスで結果がでるか、
ご理解できますよね?
このマーケティング志向、
私がなぜ身についているのかというと、
これはおそらく大阪生まれ、大阪育ちであることが大きいと思います。
というのは、小中高と、とにかく会話で笑いを取れなければ、
「あいつ、しょうもない奴」
というレッテルを張られ、クラス内でのポジションが悪くなる、
というのが、大阪だからです。
なので、「こういう時にこういう返しをした方がウケる」とか、
「こういう空気になった時は、こういうノリの方が事故らない」とか、
まあそういうことを学生時代に毎日、考えていたのですね。
お笑い番組に関しても、ただ面白いか面白くないか、
という観客の立場で見るのではなく、
「こういうボケに対しては、ちょっと間を取って、
場をちょっと寒くしてからこれくらいのテンションで
突っ込んだ方がウケる」
というような感じで見ている友人が多く、
お笑い番組やお笑い芸人の評論を小中学生時代から
普通にやったりしていたのです。
だから相手の反応を常に予測しながら、
自分の発言や動きを決めていく、ということが
自然とできるようになったのでしょう。
これは、大学時代のテニスのインストラクターでのアルバイトや
今の仕事に非常に役立っています。
マーケティング志向を強化するのに、
お笑い芸人さんの研究をすることが
結構有益なのではないか、と思っています。
そしてこのマーケティング志向は、
実は営業マンが持っておくべき資質なのです。