昔と比較すると、職業の選択肢が多々、増えました。
広報なんて部署、昔は中小企業には不要でしたし、
ユーチューバーなんて職業は完全に無かったですよね。
ということでスタッフさんを採用したい企業は、
10年前と比較すると、
採用活動をメチャメチャ頑張らないといけないのですが、
こうしたことを全く理解できていない経営者が結構多いのです。
更に採用活動に力を入れるということを
いろんなサイトに求人の募集を掲載したり、
人材会社に採用の依頼をすること、と思っている経営者も多いです。
もう、完全に勉強不足なんです。
でも住宅業界、本当にそういう中小工務店が多いのです。
採用と商売は、本当によく似ています。
例えば、商売が不振に陥った時、
自社の商品やサービスを徹底的に磨きなおして、
お客様が求めるレベルに高めたり、
接客スキルを高めたり、お店をリノベしたりと、
まず自分たちの魅力を高めることが先で、
広告やマーケティングはその後でなければ、
効果は出ないですよね?
でも採用になると、そういう道理が分からず、
ただただ広告ばかりする会社が多いのです。
重要なのは、まずは働いて下さるスタッフさんが
「この会社で仕事をしたい!」
と思ってくれるような会社をつくること。
魅力的でワクワクするようなビジョンをつくること。
その達成のための戦略が非常に分かりやすいこと。
働く環境が素晴らしいこと。
会社の雰囲気が良く、こんな仲間と働きたいと
HPを見た人や取引先の方に思っていただけるようになること。
そういう会社をつくっておかないと、
どれだけ採用にお金を使っても、
自社の理念に合う方は来て下さらないのです。
どれだけ地域で老舗であろうが、
若い方がエントリーすらしてくれない会社の将来は、
非常に厳しくなっていくことでしょう。
魅力的な会社をつくるのは、社長の仕事なのです。