鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3460回】 若い方が「ここで働きたい!」という会社をつくることが経営者の仕事

2020年06月20日 | 住宅コンサルタントとして

昔と比較すると、職業の選択肢が多々、増えました。

 

広報なんて部署、昔は中小企業には不要でしたし、

ユーチューバーなんて職業は完全に無かったですよね。

 

ということでスタッフさんを採用したい企業は、

10年前と比較すると、

採用活動をメチャメチャ頑張らないといけないのですが、

こうしたことを全く理解できていない経営者が結構多いのです。

 

更に採用活動に力を入れるということを

いろんなサイトに求人の募集を掲載したり、

人材会社に採用の依頼をすること、と思っている経営者も多いです。

 

もう、完全に勉強不足なんです。

 

でも住宅業界、本当にそういう中小工務店が多いのです。

 

採用と商売は、本当によく似ています。

 

例えば、商売が不振に陥った時、

自社の商品やサービスを徹底的に磨きなおして、

お客様が求めるレベルに高めたり、

接客スキルを高めたり、お店をリノベしたりと、

まず自分たちの魅力を高めることが先で、

広告やマーケティングはその後でなければ、

効果は出ないですよね?

 

でも採用になると、そういう道理が分からず、

ただただ広告ばかりする会社が多いのです。

 

重要なのは、まずは働いて下さるスタッフさんが

 

「この会社で仕事をしたい!」

 

と思ってくれるような会社をつくること。

 

魅力的でワクワクするようなビジョンをつくること。

その達成のための戦略が非常に分かりやすいこと。

働く環境が素晴らしいこと。

会社の雰囲気が良く、こんな仲間と働きたいと

HPを見た人や取引先の方に思っていただけるようになること。

 

そういう会社をつくっておかないと、

どれだけ採用にお金を使っても、

自社の理念に合う方は来て下さらないのです。

 

どれだけ地域で老舗であろうが、

若い方がエントリーすらしてくれない会社の将来は、

非常に厳しくなっていくことでしょう。

 

魅力的な会社をつくるのは、社長の仕事なのです。


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