鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第1780回】 ポジティブに考える

2015年11月15日 | 住宅コンサルタントとして
人間、日々生きていると、いろんなことが起きます。

その起こったことをどう捉えるのかで、その後の人生は大きく変わっていきます。

出来る限り、物事はポジティブに捉えた方が良い。
そして前向き、プラスの言葉を使い、そういう考え方を身につけると
仕事もプライベートもうまくいくと思います。

これは小林静観さんや齋藤一人さんなど、
神様の生まれ変わりのような素晴らしい方々がおっしゃっていることで、
私自身、単純ですからそういう方の言葉をそのまま受け入れさせていただいております。

例えば、イタリアにこの夏、旅行に行った際、
私の荷物がロストバゲージになってしまったとき、

「良かった、嫁さんのスーツケースじゃなくて俺の方で・・・」
「ゴールデンウィークの視察ツアーの時じゃなくて良かった・・・」
「こういう経験もしておかないと・・・」
「飛行機が事故にならなくて良かった・・・。たかだかスーツケースくらいで・・・」

というように考えておりました。

また、子どもの受験に関しても、
長男、次男共に第一志望には合格できなかったのですが、そのときも

「小さい頃に『どれだけ努力してもうまくいかないこともある』ってことを体感できて良かったやん!」
「人生、思う通りに行かない中でどうそれと向き合って楽しさを見出していくかが大事だけど、
うちの子どもはそういうことをこの年齢で経験出来て良かった」

というように考えていました。

人生なんて8割9割、失敗だらけ。
物事なんてそんなにうまくいきません。

そんな時にどうそのことを捉え、どういう言葉を発し、どういう行動をとるか?

我が家の家内は、私のそういう部分に

「どこまで前向きやねん!」

と呆れかえっていますが、
ポジティブな考え、言葉、行動は、間違い無く良い方向に自分を導いてくれます。

おかげさまで、家族、友人、クライアント様、ビジネスパートナー様、
素晴らしい方々にご縁を頂戴することができていますし、毎日が楽しいです。

本当に充実しています。

何事もポジティブに捉える癖付けを習慣にしたいですね。
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【第1779回】 謙虚さと自信

2015年11月14日 | 住宅コンサルタントとして
ビジネスの世界で成功するには、
謙虚さと自信を両方もっておく必要があると個人的に思っています。

お客様や市場、ライバルの変化に適応するためには、常に自分たちも変わらなくてはなりません。

自分たちのありとあらゆるところを変えていく前提は、

「今の自分たちの商品やサービス、マーケティング、マネジメントには課題が多々ある」
「自分たちのありとあらゆるところを変えていかなくてはならない」

という考えを持っているかどうかです。

自分たちに満足しきっているようでは、変わることなどできません。

そして変わるためには謙虚さが必要で、
自分たちより素晴らしい取組をしている企業・お店の良いところを学ばせていただき、
それを積極的に取り入れていくことです。

そして自分たちが変わっていくことに加え、自信もあった方が絶対に良い。

「これが良いと思います!」
「私たちに任せていただいたら、絶対に良い工事をさせていただきます!」
「今、ここを決断すべきです!」

と自信に溢れた人が言い切ることで、迷われているお客様が決断できるケースも多いのです。

家づくりを検討されている方の大半は、決めきれない人です。

そういうお客様の背中を押すことも、私たちの仕事。

謙虚さと自信。
一見、相反する要素を自分の中に持っている人が、
多くのお客様から支持されるのです。

謙虚さと自信。
皆さんは持っていますか?
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【第1778回】 自己開示の効果

2015年11月13日 | 住宅コンサルタントとして
全クライアント様の営業マン中で、ここ数年、
最も安定した契約を取っておられるスーパー営業マンは、とにかく自己開示が上手いです。

ゆえに初回接客の最初の段階で、お客様の心をグッと掴まれるのです。

住宅という、お客様にとって購買頻度が低く、分かりにくい商品だからこそ、
営業マンとお客様との関係性って重要なのです。

商品としてどれだけ素晴らしい住宅であったとしても、
こちら側の話に耳を傾けようと思っていただけない状態でお話しては、
その価値は伝わりません。

自己開示をしてお客様と短い時間で良好な関係を築くことは、本当に重要。

そこで最近、いろんなクライアント様の営業さんに
自己開示をやっていただくことに取り組んでいます。

昨日、お伺いしていたクライアント様でも、
営業さんに集まっていただき、私も含め自己開示。

すると場の空気がやっぱりとても良くなるんですね。

空気が良くなることで、普段はおとなしい方も発言をして下さったり、
こちらの話に対してのリアクションが大きくなったり・・・。

何だか、私自身が自己開示の効果の大きさを再発見できたような感じ・・・。

「このパターンだとほぼ全員のお客様から笑いが取れる」という、
鉄板の自己開示のパターンを持っておくと良いかもしれませんね。

それにしても、こういう話担ったとき、
やはり大阪で生まれ育った経験がとても役に立ちます。

自虐ネタ、オチの付け方とか、幼い頃からのトレーニングが効いています。

自己開示&笑いは、相手との関係を一瞬にして良くしてくれます。

是非、営業マンであれば、身につけたいですね。
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【第1777回】 お客様がどう情報を収集しているか?

2015年11月12日 | 住宅コンサルタントとして
まだまだ住宅業界全体的には、時代の流れに乗れていないと感じます。

完全にお客様の変化についていけていない会社が多いのです。

その大きな要因は、まだまだ男性が中心の業界だからでしょう。

接客も、商品も、デザインも、モデルハウスの飾り付けもそうなのですが、
最も遅れていると私が感じるのは、情報発信のやり方と質です。

今の時代、一般的なエンドユーザーさんは、
家を建てようとした時、どういう風に情報を収集していると思いますか?

そのお客様の思考の流れ、行動の流れをイメージできていますか?

お客様の情報収集の多様化を理解できていますか?

チラシ、ポスティングについては、それなりに各社様、勉強されているかと思いますが、
紙媒体をほとんど見ない方もとても多くなっていると思います。

家のポストにチラシが入っていても、そこから情報収集しようとしない。
雑誌やフリーペーパーも見ない。

そういう方に情報を発信するには、HPだろう、ということで
WEB制作会社の提案どおりにHPをつくるものの、全く効果が出ない、
なんてことも非常に多いような気がします。

大切なことは、お客様の立場で徹底的に考えることです。

リアルな情報発信とWEB上での情報発信と、両方やっていかなくてはなりません。

この辺りの情報をここ最近のコンサルティングの中で
クライアント様にお伝えしているのですが、
半分以上のクライアント様のリアクションが「?」「?」「?」なのです(汗)。

SNS、ブログ、リスティング、ファサードなど、
強化しなくてはならないことだらけですが、
何とかご理解いただき、急ピッチで対応して参りましょう!

皆様自身、SNSを個人的に使いこなせるようにしておいて下さいね!
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【第1776回】 美点凝視

2015年11月11日 | 住宅コンサルタントとして
人柄は全然悪く無い。
むしろ、良い人。

専門的な知識もあり、経験も豊富。

でも、根本的な考え方、価値観が残念な方って、
やはりビジネスの世界では大成しないなぁ、って思うのです。

業績が非常に好調な住宅会社様で、
来場されたお客様の評価が非常に高いモデルハウスの写真をお見せしたことがあるのですが、

「これ、照明の付け方、おかしくない?」
「こういう感じ、俺、好きじゃ無いんだよね・・・」

なんてことを平気で言ったりするのです。

ちなみにそれを口にしている本人に悪気は無いのですが、
自分以外が設計した建物を見ると、自分の物差し以外の判断基準が無く、
ダメな部分にばかりすぐに目が行ってしまうのですね。

また、ある住宅会社様で、お客様から非常に評価の高い、人気のプランをお見せすると、

「これ、構造的に悪く無い?」
「1階と2階の壁、かなりズレているよね?」

なんて感じのリアクション。

まず短所に目が行ってしまい、しかもそれを口に出してしまうのです。

こういう人のところに誰が情報を持っていくと思います?
何を提供しても、批判と否定しか無い訳で、
誰もその人のために何かしよう、なんて思わなくなりますよね?
新しい情報を入手した際、提供しよう、と思わなくなりますよね?

でも、この業界で経験を多々積んできた、頭の固いオッサンはこういう人、多かったりします。


人からいろんな情報をもらったり、紹介されたとき、
まずは美点凝視が自然と出来なくてはなりません。

何でもあら探しをすればできるもので、
ちゃんと世の道理を分かっている人は、
全ての物事に長所と短所があることを分かっていて、
まずは長所に目が行くものです。

美点凝視。
皆さんはできていますか?
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【第1775回】 社員さんに成果を出してもらえるようにするのが経営

2015年11月10日 | 住宅コンサルタントとして
創業者が自ら努力し、成果を出すことは素晴らしいことですが、
まあ当たり前といえば当たり前のことです。

それが出来なければ、そもそも起業なんて出来ないですから・・・。

しかしながら、一馬力でできることなんて、たかだか知れています。

ですので、ある程度受注が出来る体制になった場合、
スタッフを雇用し、うまく仕事が回るしくみをつくっていかなくてはなりません。

このしくみをつくり、基準をつくり、その通りに皆、仕事ができているかをチェックし、
問題があれば改善し、常に品質を向上させていく。

これが経営の実務の一つです。

そして社員さんにそのしくみに基づいて仕事をしてもらい、
成果を出してもらって、成長してもらう。

成果を出せず、成長できず、となると社員さんも会社に居づらくなります。

ゆえに経営者の仕事の一つに、
社員さんに成果を出してもらうということも入ってくるでしょう。

これが非常に難しいのです。

自分で受注する方がよっぽど楽です。

でも、そこにチャレンジしなければ、会社の発展は無いのです。

新築参入1年目で、大きな成果を出されたクライアント様がいます。

昨日、そのクライアント様にお伺いしていたのですが、
いよいよそこに着手していかなくてはならなくなりました。

素晴らしい会社をつくり、社員さんがイキイキと仕事される。
そんな会社になられるお手伝いを全力でさせていただきたいと思っています。
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【第1774回】 いつチャンスが来ても良いように、日頃から準備する

2015年11月09日 | 住宅コンサルタントとして
今年は海外で活躍するサッカー選手が多く、
スポーツニュースを見るのが楽しみですし、
YouTubeで海外サッカーの速報を見るのが日課になってきました。

香川選手や武藤選手の活躍も素晴らしいですが、
個人的には長友選手が一時期の戦力外の評価から、
ここ数試合で一気に監督に信頼され、フル出場していることに心惹かれます。

長友選手は、試合に出られない期間が長かったのですが、
その間も常に準備だけは万全にしていたそうです。

いつ選手交代の指示が出されても、ベストなパフォーマンスが出せるよう、
日頃のトレーニングをしっかりとしていたのです。

だから監督は、いつかチャンスを与えようと思っていたのでしょうし、
その機会が与えられた際、すぐに結果を出せたのでしょう。

若い頃に偶然ながら仕事も人生もうまくいく時ってありますよね?

しかしながら、それは長くは続かない・・・。

一旦落ち目になった時、その人の本性が出るのです。

くさって、トコトン落ちてしまうのか、
それとももう一度這い上がるために努力をやめないのか・・・。

しっかりと準備をしている人には、もう一度必ずチャンスが訪れるのです。

その時にしっかりとつかめるよう、日頃の準備・トレーニングが何より大切なのです。
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【第1773回】 ホンモノを知る

2015年11月08日 | 住宅コンサルタントとして
今の日本社会には、ホンモノと言えるものがかなり少ないと個人的に思っていますし、
ホンモノを知る人もかなり少ない、とも感じています。
(そういう私も、まだまだ知らないことだらけですが・・・)

例えば日本酒にしても、本当にお米からだけでつくられたものが純米酒。
しかしながら、醸造用アルコールなどが混じっている日本酒もまだまだありますよね?

昨今、日本流のおもてなしがブームとなっていますが、
これもホンモノのレベルのお店はそれほど多くないと思っています。
マニュアル・型でどれだけすばらしいオペレーションが回っていたとしても、
本当のおもてなしは、それらを超えたところにあるような気がします。

住宅や家具にしてもそう。
コストを下げるため、外壁は窯業系サイディング、壁はビニールクロス、
床には合板フロアやシート貼りフロアなどが使われていたりしますが、
それらは経年変化と共に味わいが増してくる無垢材や天然漆喰と違い、
味わいが増したり熟成される、ということはありません。

最終的に何を選ぶのかは、お客様自身が決めることですが、
ホンモノを知らず、偽物や紛い物しか選択肢が無いのは本当に悲しいことです。

ホンモノってこういうものだよ、ということを
私自身が知っている範囲内でしか出来ませんが、
クライアント様やウチの子どもたちに伝えていければなぁ、と思っています。

そして自分自身、時間とお金を使って、ホンモノを多々、体験したいと思っています。
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【第1772回】 リフォーム営業の達人

2015年11月07日 | 住宅コンサルタントとして
とあるクライアント様のリフォーム事業が
正直、えらいことになっておりました。

毎年、すごい実績を出されているのですが、今年は過去最高のペース。

分かりやすく言うと、1人の営業マンは4ヶ月で5000万強の実績。
これだけでもすごいと思うのですが、もう1人の営業マンは、4ヶ月で1億超えなのです。

このままいくことは無いでしょうが、スタッフ2名で4億近い売上になる可能性があります。

リフォームの受注残、見込みもかなりありますし、新築の依頼も来ていました・・・。

営業も積算も現場管理も、全部一人で簡潔するスタイルで、これだけやっているのです。

エリアでダントツの評判と実績を出し続け、お客様の評判が高くなると、
こういう状況になるのだなぁ、と改めて思いました。

リフォームで好業績を出し続けるためには、リピート、紹介を高めていくことです。

訪問営業、狩猟スタイルの営業だと、常にお客様を探し続けなければならず、
営業の時間が多くなり、お客様との打合せや報告の時間が余り割けなくなります。

そうすると、お客様満足度が下がってしまい、
常に新しいお客様を探し続けなけれなりません。

2名で4ヶ月で1億5000万以上の売上を上げておられる中で、
紹介やリピートの数も約50%と申し分なし。

まさにリフォームの達人の域だなぁ、と感じます。

今、工事させていただいているお客様の満足度を下げず、
輪を広げていくようにしていけば、必ず年々、商売がやり易くなっていくのです。
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【第1771回】 応援したい人たち

2015年11月06日 | 住宅コンサルタントとして
私の仕事は、クライアント様の経営者様に選んでいただいてはじめて成立します。

星の数ほどある住宅会社様と数え切れない経営コンサルタントのお付き合いというのは、
本当にすごいご縁だと思っています。

そして、クライアント様のスタッフさんとも、これまたすごいご縁だと思っています。

一所懸命、仕事に向き合っておられるスタッフさん、
貪欲にいろんな知識を得ようと頑張っておられるスタッフさんを見ると、
何とか力をつけて、成果を出せるようになり、しっかりと稼いでいただけるようになって欲しい、
なんていう気持ちに本当になってしまうのです。

ただ、1つポイントがあるような気がします。

成果を出せるようになるには、会社が設定してくれる研修、
会社が与えてくれるツールやマニュアルを使えるよう訓練するだけでは、
正直、ちょっと足りないんじゃないかな、と・・・。

それらをしっかりとトレーニングして使えるようにするのは当然だと思うのですが、
それ以外のところでもやはり自分を高める努力をした方が良いと思うのです。

私自身、最初の会社では入社2年目まで全くの鳴かず飛ばずの営業マンで、

「このままだと自分がエエ歳こいたオッサンになったとき、通用しない」

という危機感を持ち始め、まず最初にやったのは読書で
いろんな営業マンの手法を学ぶところからスタートしました。

で、トップ営業マンのセールス本を結構読んでも、あまり共感できる部分が無く、
どうしようと思っていたところ、中谷彰宏さんの本に出会ったのです。

中谷さんの本は、テクニック・手法が書かれているのではなく、
仕事が出来る人って、こんな考え方をしたり、
こんな姿勢で仕事に向き合ってるんだよ、ということが書かれてあって、
そこにはメチャメチャ共感できたのです。

ですので、そういう習慣や考え方を自分の中に取り込んでいって、
とにかく量をこなす中で、何となくコツをつかめていったような気がします。

成果を出せるようになるために、何に取り組めば良いのか?
自分に何が欠けているのか?

そうした現状と向き合い、自分なりに答えを出して欲しいな、と思っています。

勝手に応援させていただいてます。
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【第1770回】 経営改善の順序

2015年11月05日 | 住宅コンサルタントとして
住宅会社、工務店で利益が出ない(もしくは赤字)体質の場合、
どんなところから手をつければ、会社は良くなっていくのか?

このお仕事をさせていただく中で、自分の中で分析のポイント、
改善の優先順位などが非常に明確になってきています。

まず赤字体質の会社に共通して言えるのは、粗利益率が低いことです。

なぜ利益率が低いのか?
そこには必ず理由があって、まずはそこを改善します。

というのは、粗利益率が低い状態で受注棟数を上げていっても、
経営のリスクは何も変わらないからです。

利益改善を実施する上でまず有効なのは、
なぜ利益率が低いのか、その真の原因を把握することです。

一般的には仕入れが高いから利益率が低い、と考える方が多いのですが、
そんなに単純な理由では無いことが圧倒的に高いのです。

お客様への価格提示の仕方が上手でない場合もあれば、
仕様確定をせずに金額を決めてしまっているケースもあれば、
仕入れ先さんに応援されていないケースもあるのです。

単に仕入れを叩き、売値を上げれば利益率が改善される、というものではありません。

利益が出る体質をつくりながら業績を上げていくことが重要なのです。

そして利益改善に手をつけつつ、接客・営業・商品の見直しを行なっていくのです。

各社様の商品の価値と価格をエリア内のライバル店と比較して、
最低でも同等レベルにしておく必要があります。

その後、接客や営業を磨きつつ、質の高い情報発信を行なっていく。
この流れが正しいと個人的に思っています。

このサイクルに入れば、住宅会社は劇的に経営が良くなります。

こういう改革に成功すると、本当に嬉しいです。
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【第1769回】 商売がうまくいく体質

2015年11月04日 | 住宅コンサルタントとして
昨日はとあるエリアのクライアント様のお客様感謝祭に参加していました。

絶好の秋晴れの中、この1年間でお引き渡し済みのお客様、
それから契約済み、着工中のお客様、合計14組のご家族を招待され、
盛大に開催しておられました。

住宅事業に参入してわずか1年で18棟のご契約。
そのうち、14組のお客様がご来場されていましたので、
とても事業参入1年目の感謝祭には見えませんでした。

こういうイベントに参加をさせていただきますと、
私はOB様の人間ウォッチングをしたり、
OB様とクライアント様の人間関係を拝見したりするのですが、
まあ、関係性の良いことといったら、ハンパありませんでした。

OB様が全体的に同じオーラを出されていて、
皆さん非常にお洒落で常識をしっかりとお持ち。

更にはクライアント様とOB様の関係性もこの上無いくらい、良好。

とても品の良い感謝祭となりました。

こういうところを目の当たりにすると、安心です。

もうこのクライアント様が、商売がうまくいく体質になっているのです。

この体質であるからこそ、いろんな手法、テクニックがうまく効果を発揮します。
いろんな取り組みが成果につながるのです。

逆に体質が商売下手で、お客様との関係性が良好で無かったり、
どこかOB様と自社に壁があったりするケースだと
やはり商売ってうまく進まないのです、特に今の時代。

帰りには、私たちサポートメンバーに、とてもセンスあるお菓子も配って下さり、
こういうところに気配りができる(まだお若いのに!)このクライアント様は、
2016年も飛躍すること間違い無し、なのです。

商売がうまくいく体質になるためのポイントって、何だと思いますか?
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【第1768回】 ますます格差社会になっておくことを理解する

2015年11月03日 | 住宅コンサルタントとして
社会が成熟化すると、望むと望まざるとに関わらず、
必ず二極化が進むようになります。

消費者のニーズにありとあらゆる面で対応できる企業・お店にお客様が殺到します。
仕事の難易度が高まり、付加価値が高い仕事ができる人には
企業からのオファーが殺到し、高い報酬を得られる一方、
大した付加価値の無い作業レベルの仕事をしても大した報酬は得られなくなり、
収入も上がらなくなるのです。

これは過去の歴史や先進国の社会を研究すれば明らかで、
政治が悪い、政府がダメだから二極化になるのではありません。

要は必然なのです。

また、ビジネスパーソンとして20代の頃は格差はそれほど出ませんが、
40代、50代、60代となると格差が広がってしまう、
ということも、これまた必然なのです。

20代の頃は若気の至りで、とか、経験不足で、ということで失敗は多めに見てもらえても
50代、60代でそういう品質の仕事しかできない人に、
雇用側からニーズって絶対に無いですよね?

いずれにしても社会に、お客様に必要とされなければ、負け組になります。

自分が必要とされないようなレベルなのに、
収入が低いのは会社が悪い、政治が悪い、と言うのは、どうなのでしょう・・・。

こういう世の中の流れをしっかりと理解し、
ちゃんと社会から必要とされる能力と人格を身につけなければならない、
ということは、日々学んでいる人は分かるはずです。

そしてもっと重大なことは、一旦負け組に入ってしまうと、
自分の子ども、孫の世代までなかなか這い上がることが難しい、ということです。

ビジネスがうまくいくかどうかは、本人の能力に加え、人様とのご縁が重要ですが、
ご縁がある方は、幸か不幸か自分と同じレベルにある方ばかりだったりします。

「類は友を呼ぶ」という言葉がピッタリきます。

こうした現実にまず親が気づいていること。
そしてそれを自分の子どもに伝え、しっかりと将来に備え、準備すること。

良い環境に身を置いておくと、素晴らしい方とご縁がありますし、
イマイチな環境に自分がいると、やはりそういうレベルの出会いしか無かったりします。

そして親が頑張って生きたり仕事をしなければならない理由。
それは我が子に良い環境を与えるためだと個人的に思っています。

今年、私は子どもたちに、鬼山家の家訓を作成して渡そうと想っていたりします。
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【第1767回】 常識

2015年11月02日 | 住宅コンサルタントとして
冬や夏だと、常識が無い人がとても分かりやすかったりします。

明らかに体調を崩しているのか、咳やくしゃみが止まらないのに、
マスクもせず、電車や飛行機の中で咳払いばかりしている人を見ると、

「ホンマに自分のことしか考えていないオッサンやなぁ・・・」

と想ってしまいます。

また咳やくしゃみをする際、以上に大きな音を立てたり、口をふさがないでしているオッサンを見ると、

「こいつ、終わってるな・・・」

と感じてしまいます。

夏場だと、しばらく着続けているスーツから猛烈に酸っぱい臭いを発散させているオッサンを見ても

「マジ、キツい」

と想いますし、携帯電話で平気で電車内で会話しているオッサンを見ても、ガッカリします。

要するに常識がある人は、他の方の気持ちに配慮した立ち振る舞いが出来る人、ということですし、
常識が無い人というのは、己のことしか考えていない奴のことを言うのでしょう。

自分の感情よりも相手(周囲の方やお客様)の感情を優先させることが出来る人が
常識があるということですし、そういう人が仕事が出来る人です。

そして大人です。

いろんなことを学ぶことが大切ですが、
まずは常識ある立ち振る舞いが出来ることが重要です。

常識を身につけたいものですね。
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【第1766回】 失敗した時のリカバリー

2015年11月01日 | 住宅コンサルタントとして
一昨日の夜からおじゃましている施設は、個人的に今、最も好きなところでして、
とにかくリラックスしていろんなことを考えられる。

そして新幹線の駅や空港まで、無料で送迎してくれる。

料理もとても素晴らしいですし、何より噐や小物、お花も素晴らしい。

感性を磨くのにもとても良い施設なのです。

ただ、今回はちょっと残念なことが・・・。

これまで利用させていただいた際、お迎えは完璧だったのですが、
今回、新幹線の駅に到着すると事前に依頼していたお迎えが来ていないのです。

そんなこと、今まで無かったので、しばらく駅で待っていたのですが、
やはりお迎えは来ません・・・。

施設に電話すると、「ちょっと調べます・・・」と電話でかなり待たされた挙げ句、

「申し訳ございません、こちらの手配漏れで・・・」

とのこと。

人がすることですので、ミスは誰にでもあります。
その後のリカバリーをどうされるのかを冷静に私は見ていたのですが、

「○○タクシーが駅に泊まっているかと思いますので、それに乗ってお越し下さい」

という回答が・・・。

そこで駅のタクシー乗り場で、指定されたタクシーを探したのですが、
あいにく1台も停まっていません。

再度、その旨を施設に電話すると、

「どのタクシーでも結構ですので、タクシーでお越し下さい」

との回答が・・・。

だったら、最初からそういいのに・・・。
とさすがにそこでは思ってしまいました。

施設に着くと、係の方が外で待っておられ、まずお詫びの言葉をいただきましたし、
私たちの荷物を下ろすのとタクシー料金を支払っておられたと思います。

でもその日の夜からは、特別なサプライズもお詫びもありませんでした。

施設側からすれば、単なる1つの手配漏れだったのでしょう。
でも、こちらからすれば、そんなにサラッと流して良いことなのか、
と正直感じました。

期待が大きい分、万が一のミスや不具合が発生した場合、
お客様が受けるショックは倍増します。

その点を踏まえ、万が一のミスをしてしまった場合、
そのフォローは最大限、気を配らなくてはなりません。

お客様の気持ちの汲み取り方がとても重要になります。

私自身、あまりに機械的、業務的な対応に本当に悲しくなりました。

ただ、自分の仕事上に活かせる、貴重な経験をさせていただきました。

自分自身、気を引き締めて、仕事に向き合おうと思った2日間でした。
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