鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4645回】 感性がズレていないか、チェックしてもらう

2023年09月18日 | 住宅コンサルタントとして

これからの時代、経営者や事業責任者の感性が

ズレまくっていると、本当にまずい時代です。

 

例えば、自分自身が超・すなおだと思っているのですが、

周囲からのいろんな提案に対し、

 

「いや・・・」

「でも・・・」

「それはこのエリアには当てはまらないでしょ」

 

と否定の嵐だったりする経営者。

 

また環境整備の基本がなっていない会社なのに、

自社は掃除を徹底している、と思い込んでいる経営者。

(ちなみにその会社のモデルハウスの神棚は、埃まみれでした)

 

経営者の経営判断や戦略がズレているから

集客数も少なく、契約率も低いのに、

業績不振なのは、とにかく営業部隊がだらしないから、

と思い込んでいる経営者。

 

これまで時代が良かったので、

経営判断が多少、ズレていても

現場の踏ん張りで何とかなってきたのですが、

今、本当にレベルの高い競争の中、

しかも少子高齢化により着工数が着実に減ってくる中、

経営者の感性がズレていることは、致命的となるのです。

 

感性が素晴らしい経営者ほど、

 

自分の感覚はあっているのだろうか?

ズレてはいないだろうか?

若いスタッフに任せていかなければ・・・

 

と考えています。

 

そして周囲の助言や提案を素直に受け入れ、

とにかく即、言われた通りにまずはやってみる。

 

結果が出ればそれを継続し、

結果につながらなければ即変更するか中止する。

 

一方、ズレている経営者ほど、

周囲の意見やアドバイスを否定し、

現状の自分の感覚が市場や顧客とズレていることが分からない。

 

そして人の意見を素直に受け入れないので、

誰もそのことを注意したり指摘してくれない。

 

結果、ズレまくっていくのです。

 

年齢を重ね、権力を持っている人ほど、

 

「俺、ズレてないかな・・・?」

 

と信頼できる方に定期的にチェックしてもうと良いでしょう。

コメント
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