鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4648回】 新しいスキルや知識を習得し続け、自らの武器を増やす

2023年09月21日 | 住宅コンサルタントとして

前職時代の同僚から、

 

「よくずっとコンサルをやれるよね?」

「よくクライアントさんとそんなに長くお付き合いできるよね?」

 

と言われることが結構あります。

 

住宅会社のコンサルティング一本で、

しかも15年以上のお付き合いのクライアント様が大半で、

よくそんなに提案する事項があるよね、と驚かれます。

 

自分としては毎月、必死で学び続け、

調査研究を継続し、日々の準備を必死でやっていて、

それが今につながっているので、あまりピンと来ないのですが、

とにもかくにも素晴らしいクライアント様のおかげです。

 

ただ、自分なりに振り返ってみると、

元々は集客のための企画をし、

その告知のためのチラシをつくること、

そして営業ツールを制作したり営業研修をするくらいしか

クライアント様のためにできなかったのです。

 

ところが、クライアント様が成長するに連れ、

出店フォーマットを考えたり、

組織のマネジメントを上手にしていくために

リーダーの成長のための研修をしたりと、

やれることが徐々に広がっていった、という感じなのですね。

 

設計の実務は何一つできませんが、

設計さんやコーディネーターさん向けの研修もしますし、

現場管理もできませんが、工事部の研修もします。

 

後継者の成長のための提案もすれば、

動画の企画やSNSマーケティングの提案も行います。

 

住宅会社が製造小売業だから、

守備範囲が広いということで、

いろんな提案をさせていただく必要性が生まれ、

それに順応していくことで、

自分ができること(=自分の武器)が増えてきたのでしょう。

 

そしてこの自分の武器を増やす、という努力は、

全てのビジネスパーソンが取り組んでいかないといけない、

と個人的に思っています。

 

例えば、会社のしくみ上、

プランニングはプランナーが対応する、

というフローの会社があったとして、

いtまで経ってもプランニングが出来ない営業マン、

そして建築知識、間取りの知識が全くない営業マンだと

確実に売れなくなります。

 

構造設計が専門だから、という理由で

使いやすい間取りやデザインを学ばず、

構造設計しかできない設計や

お客様の要望が全く理解できない設計だと

いつか必要とされなくなるのです。

 

お客様の要求レベルは年々、上昇し、

ライバルのレベルも年々上がる。

 

そんな中、各スタッフは自分の現状のレベルを上げたり

新たな武器を習得しなければ、

当然、お客様に必要とされなくなりますよね?

 

新しいスキルや知識を習得し続け、

自らの武器を増やすことはできているでしょうか?

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