というシリーズで今、夕練を進めています。
奇しくもチーム埼玉学習会とは関係のないところから始まりました。本校に海外の特別支援教育をご自身のキャリアの中で実践されてこられた先生方がいて、夕練に参加されている先生から、その先生方の話を聞いてみたいというリクエストがあり、このシリーズが始まりました。
本日は自分が15年前に視察させていただいたオーストラリアのビクトリア州とクィーンズランド州の Special Developmental School の話を写真記録と学校要覧のコピー(英文)を用いて報告しました。
先々週は6年前に視察させていただいたベトナムの特別支援教育の現状の報告をしました。来週は文化祭のため夕練はお休みして、再来週に、イギリスとシンガポールの話をその先生方にしていただく予定にしています。12月に入ってからは、自分が7年前に視察させていただいたマレーシアの特別支援教育について報告をする予定です。その他、フランスにおけるインクルーシヴ教育の現状についても(これは視察ではなく文献研究で)。
これらのことを踏まえて、次回学習会午前の部では、ざっくばらんに話題提供しようと考えています。
今の実践に直接関係しない内容かもしれませんが、海外で、現地の教員が、どのように考えて、実践しているのかを知ることで、共通する点と文化の違いなどがわかり、言語・文化の違いを踏まえた上で、障害児教育をどのように捉え、国としての施策をどのように策定し、教育課程を定め、授業に落とし込んでいるのか、などなど教育に関する考え方の幅が広がっていくものと考えています。
特別支援教育の専門性以前に、その土台となる教師としての専門性。そしてそれ以前の人間性。
国は違えどテクニカルな知識・技能を使うのは同じこととして、それをどのように使用するかは根本としての人間性が問われてくるのだと最近、思うようになりました。
特別支援教育に関する専門知識・技能のみが専門性のものさしにならず、やはりその土台には磨かれた人間性が重要になってくるのではないかと思えてならないのです。そのためには、日々、人間修行が求められているのかなぁって考えています。