本日のEテレ、ハートネットTVで、チエノバ(月1回のインターネット連動の生放送)において、てんかんが特集されておりました。ほんの30分間の番組でしたが、当事者の方のお話や、書き込みされる方々の生の意見など、内容が濃くて、いろいろなことを考えさせられました(無理解による偏見や社会的な不利益、当事者の方々が晒されているカミングアウトすべきかどうかの葛藤など)。チーム埼玉学習会の4時間にも匹敵するくらいの学びでした(ちょっといいすぎかな?さすがに30分間では短すぎますが、この内容で4時間、みっちり参加した先生方で討議すれば、大きな学びの場、知恵の場になると思いました)。
特別支援学校に在籍する児童生徒の場合、てんかんを合わせ有することがとても多いので、特別支援教育に携わる者として、てんかんについての知識と適切に対応する行動力が求められているのも事実です。先月、自分も、担任している児童のてんかんの主治医と連絡を取り合ったところです。
発作が起こったときに、どのように対応するのか、救急搬送の判断基準はどうなっているのか、優先する病院は?などなど、常に把握できていることが求められ、学校だけでなく、放課後デイサービスで起きたときを想定したり、スクールバス乗車時に起きたときも想定して、具体的にだれが、何を、どのように対応するのかについてまで、事前に周知しておくことが望ましいと考えています。さらに、重積発作の場合は脳へ酸素を供給することが求められます。教員の判断一つで、その後の後遺障害にもつながり得るということも事実です。責任は重いです。
今日の再放送が、来週、7月14日(木)午後1時5分~35分にあります。指導中と思いますので、録画して見てみてください。放送の中で、参考VTRとして専門医によるてんかん発作の例が示されていました。この映像は、書籍「てんかん」入門シリーズ1 てんかん発作はこうすればだいじょうぶー発作と介助ー【改訂版】からの出典ということです。よかったらチェックしてみてください。
次回、チーム埼玉学習会まで、あと1週間となりました。あと、15,6名で sold out となりますので、まだ申し込みされていない方は、お急ぎください。今回は、午前の部がお勧めです。視覚障害は、日本における障害児教育のさきがけで、歴史的にも一番古く、ここから特殊教育が始まったと言っても過言ではありません。視覚障害について知ることのできる貴重な学びの機会です。是非!!
畠山
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