Team埼玉 ブログ

自閉症教育と授業改善についての学習会

ABA×ファシリテーション2 行動の理由、行動の機能

2019年11月08日 07時22分46秒 | 日記
続く…と書いてからはや一ヶ月…。やっと更新!!
筆不精ですみません。

この間、台風の影響で多くの方が被害に遭われたり、首里城の火災があったり、本当にいろいろなことがありました。初めて避難所に行かれたという方の話も、ボランティアに行かれた方の話もききます。
本当にいつもの日常が送れることかいかに幸せか、1日1日をしっかり進まないとと考えさせられた一ヶ月でした。

私たちに何ができるのか、どうすべきか、悩みながら日々の生活や子供たちと向き合っています。研修後子どもたちのポジティブな行動に目を向けることを意識してみると、見えてくるものが違ったり「意識」することが自分の行動を変えることに繋がっていることに気づいてきました。
でもでも、、やっぱり難しい。。。
人を傷つけてしまったり、自分を傷つけてしまったり、ものを壊してしまったり、多様な人や環境の中では気になる行動はどんどん起こる。その場をなんとかするのに手一杯。。。当たり前にできている行動に目を向けて声をかける余裕すら。。。
ですよね。

そして、考えて考えて、子供達と関わっていますが、日々の関わりは、日常的な直感によって行動を理由付けていることが多くあります。
行動には理由がある!! そうなんです。
「見通しがもてなくて、物を投げた」私もよくこんな表現します。
見通しが持てない➡︎環境が整っていない!➡︎わかりやすい環境を!
そうなんです‼️でも。。。それだけじゃダメなんです。
「行動の理由」を「行動の前」だけに求めていは、ダメなんです。足りないんです。
行動にはその行動が続く理由があります。
ABAでは、行動の”後“に起こったことにも着目します。

A(先行事象)見通しが持てなくて
B(行動)“物を投げた”
C(後続事象)後に、先生が「近くに来る」「イライラしても物を投げてはいけません!と声をかける」
はい‼️手っ取り早く先生の‘注目“を得ることができます。
まじめにやっている子には先生の注目はなかなか得られません。となると。。。「注目を得たくて」ほかの生徒
も大荒れ!!っってあるある。
いくら環境を整えても、うまくいかない‼️というのは、その後の行動にも着目して行動の結果何が得られるか、そこまで観察すること「行動の機能」まで着目できてないから。(これ、自分にすごく当てはまりました。)

行動の機能(その行動することで得られるもの=行動の理由!でもありますね)には、大きく分けて4つ
①人からの注目
②活動や物を得る
③課題からの逃避、回避
④自己刺激

②ゲームがしたから暴れる!周りが危険なので、、しかたない、。。(手っ取り早くやりたい活動を得られた!)
③この活動が嫌なので、人を叩いてみたら、その場から出された(手っ取り早く課題からの回避!)
④机や壁を叩くことで返ってくる刺激が心地よくて叩き続ける。止められたら、人を叩いた、自分を噛んだ。。。(自己刺激!でも、そのほかの機能も複雑になっている場合もありますね。)

行動には理由がある!!皆さんは、行動の“後”にも着目していますか?
行動の「機能」を考えていますか?

その行動の理由(機能)がわかったら、それで終わりではないんです。

そこからがスタート!!
私たちは何をすべきですか?何ができますか?




最新の画像もっと見る

コメントを投稿