5日間の内、3日間は日本特殊教育学会で仙台に行っていました。参加された先生方、大変お疲れ様でした。
何年かに一度の秋の連休ということもあり、新幹線のホームには、人、人、人。ものすごい数の人たちであふれかえっていました。
今回の学会では、質的研究について学びました。これまで、根拠ある指導を実践するために、そのエビデンスを示すことが必須と考え、応用行動分析の手法を用いて標的行動の変動をデータ化したり、統計処理を行ったりして、量的に根拠を示し、科研の報告書や学会発表等をしてきました。でも、量的研究だけが科学ではないということ。でも、例え、目の前にいるその子の行動の一部を切り取ったに過ぎないデータだと言われても、何かしらの方法で、自分がその子の人生に関わったことを示すことが求められるのであれば、僕は、下手でも量的に表すことしかできないかもしれないと改めて思いました。いつの日にか、偉大な先人の先生方のように質的な手法で表すことができるようになりたいとも思いました・・・。(その覚悟と能力があるだろうか???)
更新講習とは異なり、今年の学会では、次の学習指導要領の改訂に関する話題は、全くと言っていいほどありませんでした(残念)。
知的障害のある場合の教育課程における授業に関しては、PDCAサイクルに基づいた具体的な授業づくりの手法(実態把握の大切さや学習評価の在り方について、そしてそれらを踏まえた適切な目標設定など、そのPDCA)の提案が自主シンポジウムやポスター発表などで複数の研究グループからされていました。日々の自分の実践を反省しながら、明日からやってみたいと思うような情報を収集してきました。夕練で報告しようと思います。
学校の外へ出て学ぶことも、大きな収穫がありますね。今回の学会も大変勉強になりました。 (畠山)
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