正確には、雨が降ると・・・か?
どこかでチョウが羽をひらひらさせると、地球の反対が大嵐になる・・
そんなことがまことしやかに伝えられる今日このごろ。
昨日は天気予報どおり雪になった。今日は「普茶料理」の予約が入って
いるので、いろいろ買い物と仕込みが普段よりあって、午前中は買い物で終わった。
今年は還暦を迎え、厄年でもある。最初の厄年は24歳。京都に住んでいて、8月に
パスタかなんかの箱を持っていたら、ボキッという音がして、そのまま病院いったら
「骨肉腫」といわれ、即入院し手術をした。そのころは、死刑宣告みたいな病気だったけど、
奇跡的に回復し、毎日元気にそばを打ち、珈琲を焙煎し、夜は寺子屋で若い人たちと酒を酌み交わし、
談論風発する毎日。厄年というのは「人の役にたつ年」だと、真ん中あたり(40代)の本厄のころ思った。
普茶料理は「大衆に普(あまね)に茶を施す、という言霊で、黄檗山を開いた隠元和尚が日本に伝えた料理。
京都のお寺のまわりにおいしい豆腐屋があるのは、その影響もあり、豆腐とかおあげや葛なんかを使った精進料理。
そこのしめに蕎麦を出すのが天真庵流。もちろん般若湯もどきの酒も飲む。
あまり原理原則にこだわると食べるほうも、作るほうも窮屈になるので、そのあたりは、臨機応変、融通無碍、無手勝手流でもある。
今日は毎年、出張蕎麦打ち祭りをやってくれている「暮らしの実験室 やさと農場」関連の人たちなので、これからの「暮らし・・・」
の未来形みたいなものをやろうと思っている。この寒い季節の普茶料理に必ずやるのが湯豆腐。京都の「たる源」の湯豆腐桶を
使っている。寒い時には湯豆腐が食べたくなる、すなわち湯豆腐桶屋が儲かる?
たる源の桶についている織部の徳利には、
「湯豆腐や自薬の酒の一二杯」という久保田万太郎さんのうたが書いてある。なんとも風流だ。
彼のほかのうたに
「湯豆腐や命の果ての薄明かり」というのもある。またまた風流というか、風雅の極致のような世界だ。
今日は「満つまめの会」 カリスマ気功師の満つまめくんが、気功整体をやってくれる日。日々是好日。