旧車レストア記録

老後の「暇潰し・ボケ防止」。

長期保管車「CBM72」。

2016-11-11 20:14:39 | スーパースポーツ CB72

2年程前から「動態整備」を頼まれて居ました、暇な時にで良いから・・・・、「取りあえずガレージに保管しといて」と、持ち込まれました。

車両は「CBM72」です。

64年式「前期型」CBM72-64-10415?
         CBM72E -  10415?   
製造年 63年8月17日~64年2月16日  生産台数:5,488台

64年式「後期型」とは、 CBM72-64-400001~403230  生産台数:3230台  製造年 64年3月31日~64年8月10日

   レストア痕跡の無い「上物」です

キャブレターから分解です。
   

初めて見ました「PJ:パワージェット」式タイプです。

長期保管に依る「錆」は有りますが、レストアの必要は感じられません、清掃と磨きにて「風情の有る輝き」50数年前のオリジナル性豊かな姿が期待出来る「CBM72」です。


 

 


定期点検完了です。

2016-09-19 18:50:30 | スーパースポーツ CB72

組み立て後、最初の「エンジン始動」は、何時も緊張します。

火入れ前に、充分エンジン各部に「オイルを循環」儀式済ませ、セルにて簡単に始動しました。

  始動性アイドリングアクセリング共、すこぶる良好です。


念の為、「前後ブレーキシュー」の確認をする。

   リヤー部     フロント部

ブレーキシュー部、ハブスリーブ部共、良好状態を確認、暫くは交換の必要は無い様です。


 


シリンダーヘッド「バルブシート面の研磨加工」を施す。

2016-09-17 22:28:48 | スーパースポーツ CB72

CB72シリンダーヘッドの「バルブシート面とバルブの当たり面」は、自前研磨加工を施して居りましたが、今回は外注手配としました。

  流石、プロの仕事です、綺麗な「当たり面」が再現されて居ります。

   シリンダーヘッド小組み開始し、エンジン組み立て。この状態にて車体に搭載します。

車体の準備、その前に車体搭載部の「オイル汚れを落とします」。

   エンジン搭載 ⇒  

明日へ続く。


ピストンリングが折れて居ました。

2016-09-10 22:54:22 | スーパースポーツ CB72

念の為、シリンダーも分解、「0.5 OS」が組み込まれて居ました。

R側 TOPピストンリングが、折れてますし、R・L側共「TOPリングのみ劣化度合」が大きく、打刻記号が消えてます、
2nd ・oil リングは、打刻記号が確認出来き、良品状態 。

   
分解前の良好エンジン状態からは、「折れてる」とは想像も出来ません。

・・・・で、ゴミ箱を確認には、初期型しか見つからず・・・。 中・後期型の「ピストンリング(0.5OS)」を手配し入手 
 左図:極初期型   右図:中・後期型   ピストンを綺麗にし準備完了です。
極初期型は、部品管理番号も、ホンダ現行部品管理番号とは、異なります。

 

ゴミ箱から、珍しい「ピストンリング」発見。
  
部番から推察するに、ドリームC70(250cc)の部品かと思います。
多分、使用・消費する事は無いと思いますが、資料的部品として保管です。

 

 


CB72、バルブガイド交換。

2016-09-03 20:24:40 | スーパースポーツ CB72

バルブガイド交換整備は、レストアを手がけた頃(昔の話)、手探りでやった事が有りますが・・・・。

予備シリンダーヘッドの「バルブ」と「ガイド」を確認した所「良品と判明」、この部品を再利用します。

 ストーブでヘッドを熱します。 軽いハンマーショックにて「抜けました」。

確保した良品バルブガイドを挿入します。
シリンダーヘッドを熱し、ガイドは冷蔵庫で冷凍気味に、軽い締め代抵抗を感じながら、容易に挿入出来ました。 
 インレット側の「バルブガイド」のみ交換。


この後、バルブ傘面とバルブシート面の研磨加工を、外注手配します

 

部品単価は安い物ですが、完成車状態から、この部品を交換と成ると、厄介な分解・整備作業に成る部品が「ミッション・カウンターシャフトASSY」に組み込まれていますのでので、この際この部品劣化状態を確認する為に「クランクケース」も分解しました。

 

 カウンターシャフト内に組み込まれてます、この砲金部品の劣化状態を確認。
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問題無い事を確認。