S800Mキャブレター「30J」(加速ポンプ付)です。
オーバーフロー整備に合わせて、キャブレターのセッテングも行います。
このアジャストスクリュー「3ヶ所」は、開度調整が必要です。
パイロットスクリュー(右)のみ、「開度データー」は有りますが、 ↑
スローエヤージェット(左)とエヤーリークスクリュー(中)の「開度データー」は、マニュアル(英字)を参照しても確認出来ず、取敢えず経験値をデーターとしました。
加速ポンプの作動領域を「2mm→3.3mm」に調整(マニュアル値)、ダイヤフラムのタッチ領域を拡大しまして、 この状態にて1回目の始動確認・・・結果、エンジンの「吹き上がり」まことに良好です、只、吹き上がり後の、エンジン回転落ちが「イマイチ」。多分注目ヶ所は「エヤーリーク開度値」と推測し、
再度、スロージェットスクリュー(左)とエヤーリークスクリュー(中)の開度値を「開ける方向」で調整。
結果、オーバーフローも完治、「始動性」「吹き上がり」共、OH前より格段に向上しました。
アイドリング状態からのアクセリングで、「息付き無く」ストレートに吹き上がります、不人気「30J」も捨てがたいキャブレターです。