エンジンを車体に搭載しましたCB92、「機嫌が悪いです」。
電装・点火系の不具合を調整し、現在キャブレターの調整を行ってすが、極初期型で有るこのシステムの考察をします。
「作図参照」
「PJシステム(B図)」:アクセル全開域に「ガソリン」を強制供給するシステムです、スロットルバルブが上がり切る(アクセル全開)時に図中の吐出口付近に「負圧」が発生し、この部分から「ガソリン」が噴出されます。
インマニ部の「ガソリン溜まり(A図)、写真⇒部」:極初期型には無かった様ですが、中期型?位から追加されたシステム、始動時「チョーク操作不良」「始動性不調」等に於いて、インマニ内に流れ出したガソリンがシリンダー内に流れ込むのを防止する為と思われます、
この部分に「溜まった」ガソリンは、始動中にインマニ内の「吐出孔」から自然消費されます、又このシステムは「CB125キャブレター」にも採用されてます。
*当考察は個人的解釈に依りますので「参考」として下さい。
古のホンダのキャブが好きでいろいろ調べている者です。
丁寧な図解、参考になりました。
ありがとうございます。
A部の「キャブインシュレータ」の機能、「ホンダスーパーカブファイル」という本にホンダの開発エンジニアのコメントがあり、まさに貴方考察通りのことをおっしゃってました。
低速で走行しているとキャブから液状に流れたガソリンがオーバーリッチな混合気を生成してエンストしやすくなる。
それを減らすためのガソリンの一時溜めだと。
霧化性能が低かった頃の工夫とのことでした。
ご存知かもしれませんがお知らせまでに。