歌舞伎の世界・講座

今日は仮名手本忠臣蔵・初段です。
咳は未だしつこく出ますが出掛けました、何時でも教室を抜け出せるよう入り口に近い席を確保ヴイックス・メデケィテッド・ドロップと長ったらしいネーミングの飴とティッシユとお茶を机に並べ万全の構えで授業を受けた。

初段は余り演じられない（と、思う）見たことがない演目で少し変わった舞台らしい、まず、上下姿の人形が出て竹本太夫の東西、東西の口上で出演者を紹介してあらかじめ舞台に揃った演者に魂を入れてゆくと言う演出が用いられる。



咳き込むと廊下に飛び出し収まるとソロッと教室へ何度か繰り返し皆さんに迷惑をお掛けしたかもしれない。

吉良さんが浅野さんを悉く無視して意地悪をしているのは①塩の製法を教えない。②浅野さんの美しい奥方あぐりに横恋慕している、③田舎大名などと揶揄しているが浅野家の財政に嫉妬しているなどの理由かららしい。

写真は先代中村勘三郎演じる高師直（吉良上野介）が現・中村芝翫演じる顔世御前（あぐり）をいやらしく口説いているところ現勘三郎さんのお父上ながら誠に憎々しげな演技です。
早送りの多いビデオ鑑賞で・・・勿体ない、全部みたいと毎回思うことです。
田口先生のキャラクターとこのビデオ見たさに講座を受けているようなもんですね。