千鶴おばさんのダイエット&日々の徒然日記 (過去の太極拳)

メタボ検診で黄信号「痩せなさい」先生より命令が出ました
幾多のダイエット繰り返してもままならないこの体何とかしなきゃ

ふるアメリカに袖はぬらさじ

2008-07-05 20:03:03 | 歌舞伎・映画・落語など
有吉佐和子の原作で、昭和47年杉村春子のお園ほかの配役で初演されました。昭和63年にはお園役を坂東玉三郎が受け継ぎ、繰り返し上演されて来た名作舞台です。 平成19年12月歌舞伎座公演では、ついに歌舞伎として初上演され、玉三郎渾身の演技を豪華キャストで堅め劇場版歌舞伎として上映されていました。

あらすじ
時は幕末、開港まもない横浜の遊郭「岩亀楼(がんきろう)」で、ひとりの遊女が自ら命を絶ちます。おりから吹き荒れる尊王攘夷の嵐の中、「攘夷女郎」の伝説にいやおうな一役買っていくお園 …。
好意を寄せる通辞(通訳)藤吉 … 獅童の居合わせる前でアメリカ人との身請け話に絶望した遊女亀遊 … 七之助が自害します。
伏せられたその死は瓦版によって思わぬ方向に進み岩亀楼店主 …勘三郎 芸者お園 … 玉三郎は嵐の渦中に巻き込まれていく。

日頃優雅で美しい玉三郎が口から出任せのおしゃべりな芸者を気持ちよさそうに演じていました。
勘三郎とテンポの良い掛け合いは息ピッタリの好演でした。

この頃の歌舞伎役者さんも大変ですね。
英語が飛び交うのです、外人さん役の 弥十郎さんはもちろん通訳の獅童さんも英語の台詞を流暢に(聞こえる)こなしておられました。

勘三郎さんのニューヨーク公演も英語がたっぷりあったし歌舞伎は古典やからと安心していられる次代ではないんですね。

楽しい映画でした、誘ってくれた友人に感謝です。