チビクロの美術さんぽ

ぬいぐるみの黒猫チビクロがお出かけしますにゃ。休みの日に美術館へ行って、絵を見るのが
楽しみなのですにゃ。

特別展「魂を込めた円空仏」三井記念美術館

2025-02-13 20:00:00 | 2025美術館 博物館
チビクロわ、お出かけしましたにゃ。
今日わ東京日本橋ですにゃ。

「特別展 魂を込めた円空仏
飛騨・千光寺を中心にして」
三井記念美術館
※一部の作品わ撮影を許可されていますにゃ。

円空わ江戸時代の山林修行僧で愛知岐阜を中心に関東、北陸、北海道を巡り、各地に木彫の神仏像「円空仏」を残しましたにゃ。

護法神立像


金剛神立像

木という素材の中に神を見て円空わ彫刻していたといいますにゃ。樹木を削ることが修行になっていたのかもと思いましたにゃ。例えばひと削りひと削りが読経をしたり、写経をしたりするように。

両面宿儺(すくな)坐像


三十三観音立像
ちょっとずつ少し違うのわ、木の素材、木目とか節とか活かしているからなのかなと思うけど、作品がすごくたくさんあるから、やっぱり超人的ですにゃ。

円空作品の仏像様の優しい微笑みの中に、チビクロが勝手に思っただけだから違うと思うけど、縄文時代の土偶さんが連想、プリミティブなのかにゃ。

円空の作品の中の神様の彫像に
2.3迦楼羅(かるら)という鳥天狗があったり、35.鹿島大明神坐像わ、鹿の顔みたいだし、40.稲荷大明神わ、キツネのお顔で、動物たちの神様がとてもかわいく感じたですにゃ。

本流の仏師が作る仏像とわ、違うかもだけど、円空仏わ、現代にも通じる美を17世紀の江戸時代に表していたというのがすごいし、まさに一削入魂、円空が制作した作品にわ神が宿っているですにゃ。

江戸時代わ、旅行とか制限があったらしいけど、結構あちこち行ってて、顔パスだったのかしらにゃ。幕府の関所わどうやって通ったのでしょう?円空仏を彫るにも大量の材料わ、どうやって調達したのか謎ですにゃ。

円空わ、円空歌集を残しているほどで
柿本人麻呂が歌の神様だったみたいで
柿本人麻呂坐像も残しているですにゃ。

とぶ鳥の声もきこえぬけさのやま
深き心を人にかけぬる 円空
※かけぬるってどういう意味?
誰か教えて😅

祈りを込めてたくさんの彫像を生み出した人でないと、到達できない領域に達していますにゃ。いつまでも見ていたくなる魅力がありましたにゃ。
素晴らしい展覧会ありがとうございましたにゃ。現地に行ってもこれだけのまとまった作品を見ることわ、難しいと思うので、少しでも気になるなら、ぜひおすすめ展覧会ですにゃ。

この展覧会も見逃せないですにゃ。


ご近所のミカド珈琲で
モカソフトを頂きましたにゃ。
おいしいのでぜひ。

今日もチビクロのブログをお読み頂き
ありがとうございますにゃ。










「超新星爆発主義者」佐藤究 

2025-02-05 20:00:00 | 2025 読書
チビクロわ、読書しましたにゃ。

「真藤順丈リクエスト
絶滅のアンソロジー」 光文社
2021年刊

短編集の中の一編。
最近チビクロがハマっている佐藤究さん「超新星爆発主義者」という作品が
カッコよさが際立っているですにゃ。
アメリカ×犯罪捜査×FBI捜査官×
ディープフェイクな作品ですにゃ。

本物と見間違えていたフェイクが一瞬にしてスイッチオフされる、
その瞬間のブラックアウトからの
浮遊感がたまらないでスにゃ。

今日もチビクロのブログをお読み頂き
ありがとうございますにゃ。

備忘録
桜を見るかい? 平山夢明 
灰色の空に消える龍 恒川光太郎



2025「博物館に初もうで」東京国立博物館

2025-02-02 20:00:00 | 2025美術館 博物館
チビクロわ、お出かけしましたにゃ。

※この展示わ、終了しています。
「博物館に初もうで
ヘビ〜なパワ〜を巳たいの蛇!」
上野の東京国立博物館でわ、
毎年恒例のトーハクの干支の作品を展示する催し物がありますにゃ。
今年わ、巳年🐍ですにゃ。

胆松(だんまつ)に白蛇
渓斎英泉 江戸時代 19世紀
朝日を浴びて弁天様の使いとされるめでたい白蛇が松の木に絡む元旦にふさわしい絵柄ですにゃ。


ナーガ上のブッダ坐像
タイ・ロップリー出土
アンコール時代 12〜13世紀
悟りを開いたブッダが瞑想する間、蛇の王ナーガが雨風からお守りしているという仏像ですにゃ。頭が7つにある蛇の神様がまるで、ソファみたいになっていますにゃ。座布団部、背もたれ部ともにうろこが背面まできっちり表現されていますにゃ。仏様でもお国が違うとお顔の感じもずいぶん違いますにゃ。


摺箔 白地 鱗模様
江戸時代 18世紀
平絹、型紙による金箔押し
型紙で、糊を置き金箔を押した能装束を摺箔といいますにゃ。正三角形🔺をつなげた模様わ、龍のうろこを象徴し、鱗形と呼ばれているらしいですにゃ。能舞台でわ、龍🐲や蛇🐍の役に用いられますにゃ。
能「道成寺」でわ、僧に恋して、執着のあまり、大蛇となった娘が鬼女の姿で登場する際に着用しますにゃ。


十二神将立像
(しんしょうりゅうぞう)
巳神(ししん)
鎌倉時代 13世紀
木造 彩色 截金(きりかね)玉眼
京都浄瑠璃寺伝来
小さめのお体だけどきりっとした身のこなしの表現にキレがある彫像ですにゃ。
強そうですしにゃ。インスタグラムの広告でひと目惚れして、実際に会いに行かなくちゃと思ったですにゃ。頭の上の小さな蛇さまにきゅんとしたチビクロですにゃ。他の11の神将わ、今どこにいらっしゃいますかにゃ。一同勢揃いでお会いしたいですにゃ。



今年も博物館に初もうで!
できましたにゃ。


本館の展示ですにゃ。
龍虎図屏風 俵屋宗雪
江戸時代 17世紀 紙本墨画
川の水をぺろぺろして、猫みたいに
カワイイ虎さまなのですにゃ。

今日もチビクロのブログをお読み頂き
ありがとうございますにゃ。




「アフガニスタンの診療所から」中村哲 ちくま文庫

2025-01-29 20:00:00 | 2025 読書
お久しぶりの投稿になりますが、みなさまお元気でいらっしゃることと思いますにゃ。ちょっと長いお休みであたまがデジタルデトックス、そして文を書くのもはかどらないぬいぐるみの
黒猫チビクロですにゃ。
今年もどうぞボクとおつきあい
よろしくお願いいたしますにゃ。

チビクロわ、読書しましたにゃ。
お正月の読書にとSF系エンタメ本を
リストアップしていたけど、年末図書館に行けず。長年の積読の一冊を完読することにしましたにゃ。

「アフガニスタンの診療所から」
ちくま文庫 初刊1993年

アフガニスタンという国が大国に翻弄されてきた歴史わ、パレスチナの人々と重なりますにゃ。植民地主義、帝国主義によって、搾取され、世界の中で富が偏在しているのわ、確かで、今先進国が享受している豊かさわ、後進国の人たちから奪い取ったものなのでわと思いますにゃ。文庫ながらも言葉1つ1つが重く、読み進めるのに時間がかかってしまいましたにゃ。中村哲さんわ、「一隅を照らす」という言葉が信条だったようですにゃ。ボクもこの1年この言葉を忘れずに過ごしてみようと思いましたにゃ。

左から2番目が中村哲さんです。


2019年中村哲さんが凶弾に倒れ、帰国する時、大統領自ら棺をかつぎ、よくわからないけど軍の式典のような見送りが重厚で、他国の方からこのような見送りをうける人物が日本人にいるということに驚きました。
世界の人が幸せに毎日を過ごせますように🍀

今日もチビクロのブログをお読み頂き
ありがとうございますにゃ。




「今年もありがと&来年もよろしく🎄」

2024-12-24 20:00:00 | ごあいさつ
2024最終投稿ですにゃ。
今年もありがとうございますにゃ&
来年もよろしくお願いしますにゃ。
皆さまに感謝ですにゃ。
年末チビクロわ、猫の手ながらも
ろうどうするですにゃ。

よいお年をお迎えくださいですにゃ。

みはしの豆かんですにゃ。
ソフトクリーム、白玉、あずきの
トッピングですにゃ。