チビクロわ、出かけましたにゃ。
「小村雪岱スタイル
江戸の粋から東京モダンへ」
三井記念美術館
日時指定予約制ですにゃ。
チラシより引用しますにゃ。
「大衆文化が花開いた大正から昭和初期にかけて、画家と呼ぶには、おさまりきらない、多岐にわたるジャンルに新風を吹き込み、多くの人を魅了した小村雪岱。(こむらせったい)」
「いわゆる商業美術の世界で時代を先導する足跡を残した意匠の天才とも称される人物です。東京美術学校で培った日本画の技術を礎に、泉鏡花らが紡いだ言葉を鮮やかに彩る装幀家として、江戸情緒を白黒の線画で大胆かつ可憐に表現する小説挿絵画家として、役者からの信頼も厚い舞台美術家として引く手あまたの多彩な活躍をみせました。」
チビクロ気になった作品。
1-8梅
数少ない肉筆画のひとつ。
さらっと描いてあるようだけれど
確かな日本画の技術を感じますにゃ。
曲線の梅と直線の竹(笹?)
1-10碧鳥
ちょっとづつ違う無数の松葉が
印象的ですにゃ。
1-37青柳 チラシに使われている作品
1-38落葉
1-39雪の朝
木版多色刷
無数に描かれた、降り積もる雪。
直線の建物と、降り積もった雪の曲線の
デザインの効果が気持ちよいですにゃ。
青柳、落葉ともに留守文様ですにゃ。
工芸も素晴らしい作品が
たくさんありましたにゃ。
2-6池田泰真 春秋草花蒔絵飾棚
柴田是真の高弟。
木地の上に直接蒔絵を施す特別な技術。
流水文わ、透かし彫りにされていて、
蝶のモチーフわ、金銀の高蒔絵で立体的に表現されていますにゃ。
青銅塗を施した葛の葉と蔓わ、
深い緑色になっていますにゃ。
2-12赤塚自得 下地:内田宗寛
夜桜黒蒔絵茶器
黒とありますが、まっ黒でわなく、
淡い小豆色のようにみえましたにゃ。
桜の花わ、一段濃い色で描かれて
いましたにゃ。
2-13草花蒔絵文机
さまざまな鳥や、草花が描かれていますにゃ。チビクロが言うことだから、
違うと思うけど、ボッティチェッリの
プリマベーラみたいですにゃ。
2-24伊藤鉄石 竹籠彫花入
竹籠にしか見えないのだけと
なんと彫刻ですにゃ。
2-25上野玉水 群雀木彫置物
雀たちが遊んで、お団子状になって
いますにゃ。すごいですにゃ。
素朴なのですが、動きをよく
捉えていますにゃ。
2-21安藤緑山 苺牙彫帯留
ひとかたまりの象牙から全体を
彫り上げる丸彫の技術らしいですにゃ。
種まで表現されていて、苺にしか
みえませんですにゃ。
2-22高木芳真 桜桃牙彫置物
枝からとったさくらんぼが
いくつか並んでいる作品ですにゃ。
さくらんぼにしかみえませんですにゃ。
詳細わ不明の牙彫師さん
だそうですにゃ。
2-18濤川惣助 桜花図花瓶
2-18濤川惣助 菖蒲図花瓶
無線七宝わ、色の境目を区切る金属線わ
釉薬にさした後で取り除く手法ですにゃ。色同士の境界があいまいになるため
絵画のにじみやぼかしのような視覚効果が生まれるそうですにゃ。
菖蒲の花のピンク、青、紫の濃淡が
本当に美しいですにゃ。
2-16並河靖之 藤に蝶図花瓶
あまりの美しさに背筋が伸びる程という
表現わ、おかしいですかにゃ。
なんと超精密に、繊細に表された
藤の花ですにゃ。
小村雪岱わ、
初めて見る絵師さんでしたが、
素晴らしい作品展でしたにゃ。
充実の展示内容ですにゃ。
三井記念美術館さんにくると、
いつも工芸品の展示に
驚かされますにゃ。
ありがとうございますにゃ。
今日もお読み頂き
ありがとうございますにゃ。