チビクロわ、読書しましたにゃ。


「祈りも涙も忘れていた」
伊兼源太郎(いがね)早川書房
2022年刊

図書館の検索ワードを″早川書房″
にしてでてきた作品名、表紙、
それらから分るフンイキ、抄訳から、
ぴんときた本の1冊ですにゃ。
ビンゴですにゃ。

海外の作品でハードボイルドと呼ばれる分野があるけど、ボクわ、実わあまり読んだことわないんだ。でも、そういう風情がこの作品にわ、あると思うですにゃ。港町、バー、ハイネケン、常連の客、猫、少しキザな言葉回し。主人公甲斐わ、登場人物成海に言われていた。「キザって言われません?」
この作品の根底に流れるのわ、
強くなければ男でわない、やさしくなければ生きる資格がない、みたいな感じですにゃ。悲しみを背負って男わ、47歳になった。キャリア管理官だった若き日の物語ですにゃ。ハードボイルド小説のファンタジーが、日本の警察小説に落とし込まれていると思うですにゃ。そう、夢がなければ生きてわゆけないように。夢や希望わ、ファンタジーになってしまったこの世の中のために、なんてにゃ!
ボクわ、この作者の作品をまた読もうと思っていますにゃ。
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