チビクロの美術さんぽ

ぬいぐるみの黒猫チビクロがお出かけしますにゃ。休みの日に美術館へ行って、絵を見るのが
楽しみなのですにゃ。

「旅はときどき奇妙な匂いがする」宮田珠己 筑摩書房

2020-08-01 20:00:00 | 2020読書
チビクロわ、読書しましたにゃ。

「旅はときどき奇妙な匂いがする
アジア沈殿旅日記」
宮田珠己 筑摩書房



旅が好きすぎる宮田さんですにゃ。
旅を仕事にして、
旅についての文章を
書いてきたそうですにゃ。
ある時宮田さんに
啓示が訪れたそうですにゃ。

「本格的な話は、誰かほかの、
もっと立派な人に任せるべきだ。

「非日常を味わって、そして味わえただけで満足した旅、純粋ピュアな旅」を
求める旅の始まりですにゃ。

満足できる答えを探すその姿わ、
まるで哲学者のようだと、
チビクロわ、思ったですにゃ。
 
ところどころ読んでいると
なんか良い言葉発見と思って
メモしたくなるですにゃ。

「旅に、私の人生が飲み込まれることは、きっともうないこと」

「若い頃の私は、他人と違う旅を
しているかどうかという呪いに
強く囚われていた。」

「どこか馴染みのない場所に出かけて
そこにポツンといるだけでいいこと。」

「私は他人と違う旅をしなかった」

作者わ、
「過剰な自意識にからめとられて、
かえってテキトーな人生訓めいた言葉
を捏造してしまいそうな問いである。」
と、牽制しているが、
全然テキトーでないと、
チビクロわ、思うですにゃ。
真摯に向き合っているからこそ、
肩の力が抜けた言葉があるのでわ、と
思うですにゃ。

旅という言葉を
人生に置き換えてもいいような気が
するですにゃ。

宮田珠己さんのお名前わ、
旅行記で目にしていたけど
今まで読んだことわ、
なかったですにゃ。
もっと早く読めばよかったですにゃ。

チビクロわ、方向オンチで
怖がりのぬいぐるみの黒猫だし、
Withコロナだから、
なかなかムズカシイけど、
海外旅行って、やっぱ
憧れるですにゃ。

宮田さんわ、
いい感じの石を探しに
旅に出たりしてるみたいで
その本も今度読んでみたいと
思っていますにゃ。

今日もお読み頂き
ありがとうございますにゃ。



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