美術の学芸ノート

中村彝などを中心に近代日本美術、印象派などの西洋美術の他、独言やメモなど。

6月19日(火)のつぶやき

2018-06-20 04:01:29 | 日々の呟き
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

6月18日(月)のつぶやき

2018-06-19 03:59:02 | 日々の呟き
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

6月16日(土)のつぶやき

2018-06-17 03:56:25 | 日々の呟き
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

6月14日(木)のつぶやき

2018-06-15 03:50:41 | 日々の呟き
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マネの「白菊の図」

2018-06-14 15:49:53 | 西洋美術

茨城県近代美術館蔵。1881年作。

扇面形式によるマネ晩年の作品。

このような画面形式は1870年代後半ごろからフランスの印象派及びその後の世代の画家たちによって盛んに試みられた。

マネの他、ドガやピサロ、ゴーガン、ロートレックなども、こうした日本的な、特異な形式を楽しんでいる。

その他、屏風のような形式や浮世絵の柱絵のように極端に細長い形式、これらは、特に構図の斬新さや意外さ、豊かな想像力を刺激するものとして、西洋の芸術家たちを驚かせた。

屏風のような形式や極端に細長い画面形式の影響は、特にボナールやヴュイヤールなど、そのあとの世代の画家の作品にもよい例が見られる。

オランジュリー美術館の巨大な装飾画であるモネの睡蓮、二つの楕円形を閉じた特異な形式と内容すら、ジャポニスムの最終局面における偉大な影響と見られないこともない。

19世紀後半からはまさにジャポニスムの時代で、20世紀初頭に至るまで日本の芸術、文化が、ある意味で行き詰まっていた西洋文化に大きな影響を与え、活性化したのは事実だった。

それは、これ以前の中国趣味や近東趣味、あるいはマネにも大きな影響を与えたスペイン趣味、これらを圧倒する勢いで多くの美術家や文学者、大衆の趣味にまで及んだ。

マネの「白菊の図」は、こうしたジャポニスムの一端を示すものだが、ここには、また、たった一本のアスパラガスを瑞々しい筆致で描いたマネ独自の、あの珠玉の作品世界を思い出させる要素もある。

マネは、同年、親しくしていた女性メリー・ローランをモデルに「」を描いている。その背景は、日本の着物の色彩を思わせる装飾的なものであった。まるで浅葱地繍入草花文様風とでも呼びたいような装飾的背景であり、そこには菊の花が認められる。

この白菊の扇面画が、「秋」のモデルと具体的な何らかの関連があるとすればもっと面白いのだが…

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする