「夏の部」図中、筆書き部分の読みを記しておきます。
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47 さや走る友切丸や時鳥
48 ぬけがけ 夏の月 しらじらとみじか夜船頭の首にあけ
49 すゞしさや朝草門に荷ないこむ
わかれたる身をふみこみて田植かな
50 雲の峯
51 わか竹や是非もなけなるあしの中
52 古郷は桃も荊も毛虫かな
53 須摩夏曉
55 しぶかきの花ちる里となりにけり
56 川狩や楼上の人の見知り皃
57 河伯欣然
58 蚊遣り 阿爺在辺城
59 蝿いとふ身を古郷にひるねかな すゞしき夕
60 早乙女
61 早苗振祭
62 たび芝居穂麦かもとのかゞみたて
63 蝉曰(せみいわく)小便を松露た抔と馬鹿始皇
64 夏百日 水雞なくと人のいへはやさやとまり
65 匹夫にして神にまつられ雲の峯 子規
66 苔の花