美術の学芸ノート

中村彝などを中心に近代日本美術、印象派などの西洋美術の他、独言やメモなど。

小川芋銭『草汁漫画』の読み (2)夏の部

2018-06-24 20:07:59 | 小川芋銭
 
「夏の部」図中、筆書き部分の読みを記しておきます。

ページ 
47  さや走る友切丸や時鳥
48  ぬけがけ 夏の月 しらじらとみじか夜船頭の首にあけ
49  すゞしさや朝草門に荷ないこむ
わかれたる身をふみこみて田植かな
50   雲の峯  
51  わか竹や是非もなけなるあしの中
52  古郷は桃も荊も毛虫かな
53  須摩夏曉
55  しぶかきの花ちる里となりにけり
56  川狩や楼上の人の見知り皃
57  河伯欣然
58  蚊遣り 阿爺在辺城
59  蝿いとふ身を古郷にひるねかな すゞしき夕
60  早乙女
61  早苗振祭
62  たび芝居穂麦かもとのかゞみたて
63  蝉曰(せみいわく)小便を松露た抔と馬鹿始皇
64  夏百日 水雞なくと人のいへはやさやとまり
65  匹夫にして神にまつられ雲の峯 子規
66  苔の花
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小川芋銭『草汁漫画』(明治41年6月発行)の読み (1)春の部

2018-06-24 17:57:23 | 小川芋銭

小川芋銭『草汁漫画』(明治41年6月発行)の読み(1)「春の部」

画中における筆書き部分の読みを以下に記します。

ページ
9  好物図 芋は宇宙のむまきものなり 豆腐は天地の美なるものなり 蕎麦は乾坤のおいしきものなり 草汁庵の喰道  楽此に尽きたり 喰ふて描き 描きて死す 是我が宗教なり
11  獺の祭見て来よ瀬田の橋 はせを
15  帰る猿丸太夫様
18 己が春の小鳥打つなと叱りけり/二日にはぬかりはせじな花の春
19  採桑時節暫相逢
20  はるあさし
22  春の堤  
23  射たりやいたり
24  寝積
25  田螺煮て一人すむらん種井番
26  膝栗毛/今宮新家さいかちや 善哉餅 三五 子
27  異境逢春 蘇武之恋
28  日の光今朝や鰯の頭より
29  きつねをのせる馬の年ばかされゐくや馬がしゐくや
30  もちむしろ
31  古川の流を引くや種おろし
32  たんぽゝの花にも座して仏達
33  たんぽゝや一目に見ゆる花と茎
34  初雞や大河をへだつ闇の聲
36  今年幸甚蚕桑熟留得黄絲織夏衣
37  ひばりが上るあれ下る
38  諸士錦衣
39  鍬始八雲九重千代春
40  古の愚人平親王将門城趾
41  何の日そ蠶生るゝ月かしら
42  工女の群/村の停車場

  
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6月23日(土)のつぶやき

2018-06-24 03:55:51 | 日々の呟き
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6月21日(木)のつぶやき

2018-06-22 03:53:24 | 日々の呟き
コメント (2)
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6月20日(水)のつぶやき

2018-06-21 03:55:25 | 日々の呟き
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