先週の土曜日にみかんの丘に上がったとき、甘い香りが漂っているのに気がついた。そう、咲き始めている。まだまだ一分咲きにもなっていなかったが、小さなクチナシのような花があちこちで開いている。この花はいっぱいに咲いて直径が2センチほどだ。花びらが分厚く、油断しているとカナブンやハナムグリに食べられてしまう。どんな味がするのか、僕も食べてみたことがある。ちょっとみかんの皮の味がした。
今年はみかんにとって表の年。木にはたくさんのつぼみが付いている。どの時点で花を間引けばいいのか僕には分からないが、とりあえずにぎやかだからこのまま咲かせてみよう。
空は相変わらずぱっとしない。この日太陽も撮影してみたが、光球の中をうす雲が流れて行くのを見てやめてしまった。当たり前の話だが、あんなに眩しい太陽でも雲の影響はやはりある。
竹取庵一階の工事は蝸牛の歩みのように少しずつ、しかし着実に進んでいる。僕の寿命がある間に完成するのだろうか。最近ふと思うことがある。